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J-POPについてあれこれ

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自身の記事のまとめ。90年代後半のJ-POPに強く、あまり取り上げられることのなかった曲の紹介を中心に記事に書きおこしていく。まだ構成も定まっていないため、過去記事も随時修正およ…
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2020年4月の記事一覧

J-POPレビュー#10 懐かしのヴィジュアル系ソング7選

ヴィジュアル系(以下V系)は平成初期のXやBUCK-TICKらに始まり、90年代後半の音楽業界で一大旋風を巻き起こした。シーンのトップを走ったGLAY・L'Arc~en~Cielをはじめ、古株のLUNA SEA・黒夢、新参のSHAZNAらを中心にビッグセールスを記録、また多くのフォロワーとなるバンドがチャートにランクインした。
しかしながら、00年代前半はV系冬の時代に突入、ベテランバンドやブーム

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J-POPレビュー #9 おすすめカバー曲7選

今やカバー曲は1つのジャンルと化していると言っても過言ではない。90年代までは決して多くはなく、Winkのような洋楽の歌謡曲化や、安室奈美恵やMAXのようなユーロビートのJ-POP化が中心であったが、2000年代からは「ZOO」(蓮井朱夏)「贈る言葉」(FLOW)「Choo Choo Train」(EXILE)ら往年のヒット曲に始まり、徳永英明らカバー曲を強みとしたアーティストによるカバーアルバム

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J-POPレビュー #8 ビーイング系の男性ボーカル曲7選(後編)

後編へ。

90年代のビーイングブームを支えた男性ボーカルアーティストだが、ヒット作のクオリティの高さの反面、その後が続かなかった。ブーム終焉以降の男性アーティストはチャートではほとんど見かけず、コンスタントにトップ10に入るのはBREAKERZぐらいという厳しい状況である。
事務所の売り方についてもどうか。個人的に売り方が気になる例として代表的なものはB'z。2016年10月配信リリースの「世界

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