トレーニングを行う前に目的・目標をはっきりさせておこう!

ロードバイクでもトライアスロンでも、その他のスポーツでもトレーニングを始める前に目的、目標をはっきりさせておくことはとても大切です。
コレがはっきりしていないと間違ったトレーニングを行なってしまうことが多いからです。
私はコーチ・リハビリの先生をしていてゴールを決めておくのは非常に重要だと日々感じています。コーチやリハビリの勉強をするときもゴール設定という言葉は良く聞く言葉の一つです。
趣味でトライアスロンやロードバイク、マラソン、スイミングなどを行う人と関わることが多いのですが、自分の中でぼんやりとゴールをも描いている人はいますが紙に書いたりそれを深掘りしたりすることってほとんどないですよね。
・トライアスロンに挑戦したい!
・ロードバイクに乗りたい!
・マラソンに挑戦したい!
上に挙げたように皆さん思ったり、言葉にしたことはあると思いますが、なぜ?と深く自問自答したことはあまりないと思います。
その思いの先には何かがあるはずなんです。
・マラソンやトライアスロンを通じ、完走して自分を高めたい。
・痩せたい。
・自転車で琵琶湖を一周してみたい。しまなみ海道を走ってみたい。
・輪行をしてみたい。
・かっこいい体に戻りたい。
・綺麗な風景を見てみたい。
 こんなところでしょうか?

私はさらにここから枝葉を広げて考えることをお勧めしています。
なぜ痩せたいのか?おそらく体重が過度に重すぎたり、その結果、高血圧があったり、体が重くて上手く動くことができず、子供に走って追いつけなかったりという痩せたい理由があるはずです。
では、次に考えないといけないことはどのようなことなのでしょうか?
痩せるためにどれくらいの運動を行わないといけないかを考える必要があります。
体重を5kg落とすには自転車を週何時間漕ぐ必要があるのか?
どれくらいのスピードで何時間乗ればいいのか?
走る場所はあるか?
走る時間をどのように捻出するか?
そのために今の生活をどのように改善しないといけないのか?
走る時間を作るために何をやめる必要があるのか?
どのようなシューズが必要なのか?
と、どんどん枝葉を広げていきます。
失敗するパターンは漠然と痩せると決めるだけで、その先が考えられていないパターンです。
もしくは自転車には乗っている・走ってはいるけどその分のカロリーを入れてしまったり、アルコールを入れてしまったりというパターンです。
ゴールを具体的に決めて枝葉を広げるときにぜひ考えてほしいのは、やることを決めていくことと同時に同じくらい、やめることを決めることです。
やることを決める以上に、やめることを決めることは精神的に大きな苦痛を伴うことが多いですが、やめることを決めることができる人は、私の経験上もゴールを達成できることが多いですし、そのような内容を研究した書籍を見ても確率があがるからです。
ゴールを設定して、なぜそれを達成したいのかを考えて、その周囲も考え、やるべきこと、やめるべきことをはっきりとさせておくと誘惑に惑わされにくくなりますし、トレーニングのしすぎでの怪我をしたり、無謀な時間配分をするミスも減らすことができます。
メジャーリーガーの大谷翔平選手の目標達成シートも同じようにゴールを設定し、自己分析、自己覚知を行い、やるべきことと、やめるべきことが書かれているのがメディアに紹介されていたのは記憶に新しいと思います。
もし知り合いや、近くにしっかりとしたメンタルコーチなどがいたら一度指導を受けてみるのも良いと思います。
ただし、注意しないといけないこともあります。自称メンタルコーチなどと謳っていても、それを機に怪しげなビジネスに誘導する人も存在するのでコーチの指導を受ける際は素性のはっきりとした人を探しましょう。
もし近くにいない場合は、メンタルトレーニング系の書籍を購入して自分で行ってみるのも良い方法です。今はAmazonなどで検索すれば容易に入手できますし、中古の本だとかなり安く購入できます。
理解するのに少し時間はかかるかもしれませんが、自分のペースでできますし、変なビジネスに勧誘される確率はほぼ0ですw
そして、一番大切なことはゴール設定をして自分の中の動機を深掘りしてやるべきことを決め、やめるべきことを決めたら、(できれば紙に書き残して目に見える所へ貼っておこう)それを実行することです。
私の亡くなった母がよく私に行っていた言葉の一つに、思っているだけだったらやっていないのと同じというものがあります。
多くの人が思うだけで止まってしまいます。
私も常にこの言葉は意識して行動しています。
皆さんの貴重な時間が少しでも有意義なものになりますように。

 本日も最後まで読んでいただいてありがとうございました!

今日のまとめ
・ゴール設定をしよう
・なぜ?を考えよう。
・やるべきこと、やめるべきことまで深ぼろう。
・できればコーチに指導してもらう。できなければ本を読んでみよう。


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