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ONLINE読書会より『13歳からのアート思考』


【はじめに】

リードフォーアクション と云う方法の読書会

初めの10分ぐらいで 、ものすごく集中して本の概要をつかみます。 

「はじめに」や「あとがき」を読んで著者の言いたい事をつかむ。

次に、目次から全体の構成を俯瞰し、注目するページを読む。

そして、この本に対して自分自身への問い(感じた事・思った事)をつくります。

その問いを持ち寄り、グループに分かれ、本の内容・感想を述べ合う。

この発表で、「自分はこんなことを言った」「あの人が発表した意見が新鮮だった」と記憶に残り、違う視点からの刺激や気付きをもらう事が出来ます。

今日の課題読書は、『13歳のアート思考』
さっそく、読んで見ます。

【今回の課題図書】

『13歳からのアート思考』を読む

『13歳からのアート思考』
末永幸歩 著 解説 佐宗邦威
ダイヤモンド社 (2020.02.19.)

じっと動かない1枚の絵画を前にして「自分なりの答えをつくる」
美術鑑賞が なぜ億劫になるのか?

皆さん方が美術館に行き作品を鑑賞すると「絵を見る」次に「解説文」を読んでませんか?

鑑賞というより、作品情報と実物を照らし合わせる確認作業のために美術館へ行っているようなもの。

これでは、本来右脳を刺激し「想像力」を刺激してくれるはずの美術鑑賞が、左脳の「論理的思考」で終わってしまうのでは?

【クロード・モネの「睡蓮」】

この中から、カエルを見つけて下さい。
【Point】
① 自分自身のものの見方を見つける
② 自分なりの答えをつくる

【アート思考について】

① 自分だけのものの見方で見つめる
② 自分なりの答を生み出す
③ それによって「新たな問い」を生み出す

【タンポポの絵を描く】

① タンポポの絵を描く時、地上の花だけを描く人
② 地中の根の部分も描く人
▶ 地上の花は、目に見える部分は「表現」の部分。
▶ 地中の根の部分は、このタンポポの大部分を占めている「探究」の部分。
▶ 大切な部分は、表面に現れていない地中の部分です。この部分は、地上の花「表現」の部分が生み出されるまでの長い過程があります。
pp.28〜54.

p.31 アートという食物 転載

【知覚と表現】

自分の興味関心や好奇心を皮切りに、自分のものの見方で世界を見つめ、自分なりの答えを見出す。p.331

【知覚脳】
小学校低学年くらいまでは、自由に感じたり表現出来ていた子ども達が、高学年になるとなぜ出来なくなるのか?
自我が高まり社会性を帯びることで、自分と向き合う機会が減ってくる。
つまり、だんだんと廻りを気にするようになる。
この小学校低学年から高学年へ向かう13歳の頃が『13歳からの○○○』のキーワードになると思いました。
p.336

【この本の目的】

アートに詳しくなるための方法論ではなく、非日常の刺激に触れ日頃考えもしない事に想いを巡らせ「自分なりの答え」を作り出すアート思考を育てるためのもの。

6時限の授業

【課外授業】① 作品を見て、気づいたことや、感じたことをアウトプットする。p.66
② 作品の背景をヤリトリする。pp.155〜156.
③ 意図的に、これまでとは違った角度から作品を眺める。物質として見る p.241幼かった頃など、自分の行動の軌跡から作品を見る p.252
茶碗を視覚ではなく、触覚で楽しむ p.216 など

【関連】『模倣と創造』誕生秘話

PHP研究所普及局 

【YouTube】『13歳からのアート思考』

【シェア】「13歳からのアート思考」を読んで

【要旨】
「真のアーティスト」とは「自分の好奇心」や「内発的な関心」からスタートして価値創出をしている人です。アート思考の定義① 自分の内側にある興味をもとに② 自分のものの見方で世界をとらえ③ 自分なりの探求をし続けること

【シェア】高校生から始める「アート思考」

【要旨】
正解のない問いに向き合う
2023年度、学園創立120周年を機にコース再編と校名を変更した品川学藝高等学校。
新設した普通科リベラルアーツ(進学)コースのカリキュラムには、正解のない問いに向き合う「未来デザイン講座」が設けられた。
そのカリキュラムが実施された内容がレポートされています。

【シェア】
「デザイン思考」と「アート思考」

【要旨】
アート思考は、物事を主観的にみて、整理整頓し、問題を見つけ答えを表現する方法。 
アートはその結果として生まれた表現ですので、一見(いちげん)しただけでは理解できないものがあるのも当然。
ただそこで止まるのではなく、そこに何を見つけ、何を問うのかという自由が見る者に与えられています。

【シェア】
『13歳からのアート思考』
自分の興味・好奇心・疑問を皮切りに

【要旨】
「自分のものの見方」で世界を見つめてみましょう!
そして、好奇心に従って探究を進めましょう!
これによって「自分なりの答え」を生み出すことができれば、あなたも「真のアーティスト」になれるのです!

2024.06.04.
今後、必要に応じ 加筆して行く予定です。
2024.06.07.YouTube追加

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