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vol.4 新しい仲間を迎えて

4月6日(土)、新1年生64名を迎えて新年度をスタートさせることができました。

全国から環境を変えて高校生活を送る決意をもった新入生が、緊張した表情で入学式に臨んでいました。
保護者や関係者の方も、子どもたちの新しい出発に喜びや不安を持っていたと思います。それでも、子どもたちの可能性を信じて送り出す決意をされたのでしょう。

入学式の式辞でも話したのですが、
 求めさない。そうすれば与えられる。
 探しなさい。そうすれば見つかる。
 門を叩きなさい。そうすれば開かれる。
 だれでも、求める者は受け、探すもの見つけ、門をたたく者には開かれる。
 (マタイによる福音書 7章7節、8節)

のように、彼ら新入生たちは、新しい環境に飛び込み、自分らしい生き方を求め、探し、扉を叩いているのです。その一歩目を歩き出していることに拍手を送りたいと思います。

新入生代表のことばには
 中学校では、周りの友達によく思われようとして、疲れてしまったので、
 高校では、最初は難しいと思いますが、思いやりを持ちながらも、
 自分の意見や素直な気持ちを周りの人に伝えられるようにがんばりたいです。

 私は中学3年生の時に、北星余市の学校見学に来たことがあります。
 その日は普通の授業のある日だったのですが、その時に、先輩たちが
 教室から廊下に出てきてくれて「ここ楽しいよ」と声をかけてくれたり、
 手でハートの形をつくって手を振ってくれ、それが暖かく、優しくて嬉しくて、
 北星余市に入学する気持ちを後押ししてくれました。

と決意や思いを述べてくれました。
これまで「空気を読む」とか「合わせる」が過剰に求められていたのかもしれません。でも、人って違って当たり前で、その違いが受け入れられる環境であれば、もっともっと素直に成長できるはずです。そして、この学校はそういう環境であり続けたいと思っています。

北海道新聞に掲載されました

今年入学した生徒たちだけではなく、在校生も含めて、本当の意味での多様性を認め合いながら、青春してほしいですね。
がんばれ! 若者!



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