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「音楽×○○」を音楽の外から見てきて #ぷららぼ

『音楽×○○』
音楽に好きなことや得意なことを掛け合わせて、自分ができることを考え、研究するオンラインコミュニティ「plusLabo(ぷららぼ)」
このコミュニティの運営に、1年間携わってきた。

とは言え私は音楽家ではない。プロではないし、アマチュアとすら言えない(習ってはいるけど)。そんな私が、音楽をベースにしたコミュニティでなぜ運営をしてきたのか、どのようなことをしてきたのか。
1年の節目でぷららぼもリニューアルする。このタイミングで、振り返りをしてみる。


音楽の外から参加

1年前から少しずつ変わったものの、私以外のメンバーはアマチュアないしプロの音楽家だ。それなのに、なぜ私が音楽のコミュニティに参加、しかも運営に携わってきたのか。
最大の理由は、運営陣のひとりであるまつりさん(@matsuricoffee)の相互マネージャーだからだ。

私は兼業で写真や映像を撮る。その仕事のひとつとして、これまで彼女のライブ映像や写真を撮影してきた。また、彼女との協業から離れても、これまで個人として、また受注した仕事として、音楽やアーティストに携わる写真や書き物の仕事をしてきた。こうした縁で、多少ながら「音楽家に親和性のある写真家/ライター」となっている。こうした経緯もあって、運営、そしてメンバーとして加わってきた。

私が兼業家であることもあり、『ぷららぼ』の運営や、まつりさんの仕事のサポートを十分にこなせてきたかというと、自分でも疑問符がつく。ままま、これは新シーズンにむけた改善点としておく。

音大卒でもないし、楽団やグループに所属しているわけでもない。門外漢であり、ただの音楽好き。ポジティブに言えば、外から見た意見を言える。また発信する側に身を置いているから見れることがある。それはコミュニティにいることで、自分はとても得るものがあったし、周りになにかの参考になれたところがあったかもしれない。

『発信×音楽』という切り口

兼業で「写真」「執筆」「翻訳」をする人間なので、ぷららぼの『音楽×○○』には「発信」が入ることになる。
むしろ、私は発信ベースで音楽に触れているのだから、左右が逆転する。

『発信×音楽』だろうか。

Twitterやインスタグラム、ブログ、noteといったツールを有効に使えていたかというと、はっきり言おう、全然有効活用できなかった。これは大きな反省点だ。それも、ぷららぼ運営・参加に限らず、この1年の私の活動全般における反省だ。

同じく運営をしているコントラバス奏者にして指揮者の井口さん(@igu_shin)も、『音楽×発信力』を掲げている。


発信について、井口さんの取組みの方が「研究」しているし、試行錯誤ののちの発見もされている。私はただツールとして写真があっただけなのだが、まあ切り口はそれぞれとしておこう(言い聞かせは大切)

撮影

ただ、ひとつとても有意義なことができた。
今年の春先、ぷららぼでは「アーティスト写真の撮影」という活動をした。アマチュア、プロを問わずに、自身の音楽活動の際に使える写真を、ということで、私がカメラマンとなって、内外6人のアーティストを撮った。

この催しでは、刻々とうつりゆくライブの流れを切り取るのとは違い、じっくりと撮ることができた。
ただ、どんな曲を好み、奏でる人なのか、アーティストとしての人格を掘り下げる余地がまだかなりあった。これは反省であり学びだ。
その一方で、佇まいや雰囲気を伝える写真を撮ることへの手ごたえもあった。
これまではライブ写真以外ではあまり人を撮る仕事をしてこなかったが、これを機に、こうした機会を増やせたらと思う。

新シーズンに向けて

新シーズンというと野球やサッカーのようだけど。1年を経て、新たに進みだしているぷららぼ。

昨シーズンは個々の研究、つまり個々の関心事を共有し、アドバイスや一緒に考える場としての役割が大きかった。それだけでも素晴らしいことだったと思う。新シーズンは、メンバー同士でアドバイスするだけでなく、実際にもっと関わり合えたらと思っている。

この中で、もう少し私自身も前進してみたい。そのためにいまいちど、このコミュニティで私が出来ることを考えると、2つのことがある。

ひとつは掛け合わせそのものについて考えることだ。
いま、私は兼業という取組みを展開、発展させる途上にある。今後どういう風に仕事をしていくのか、より広く言えばどう暮らしていくのかを考え、try and errorしていく場所として、ぷららぼはとても良い場所になっている。
ぷららぼは音楽を軸として、プロアマ、学生とも考え方を共有することがある。音楽という土壌の上で、プロは新たなものを掛け合わせて次のステージを目指す。アマチュアも、自分の本業あるいは生活と、音楽とを掛け合わせていくことを考える。
私が考える時は「音楽×発信」、それも「音楽×写真」「音楽×動画」「音楽×SNS」などになる。さらに、音楽から離れた「本業×兼業」という軸でも考える際の示唆を得られることもあるのだ。

もうひとつは、「音楽×人生」を考えることだ。
ひとつめを違う角度から見ただけなのだが、こういう場にいることで、いまいちど音楽を自分の人生(生活、仕事)に入れることができる。
私は習い事のレベルではあるが楽器を弾き、人並みに音楽を聴くことを愛し、同世代のおそらく多くの人よりもう少し踏み込んで、クラシックやジャズの生演奏を聴きにお金を払っている。
そして、そうやって少しだけ音楽と親和性がある人間であったために、こうして音楽家と触れ合う機会を得られ、アーティスト撮影、ライブ撮影という形で音楽の世界に触れることができた。これ

2つとも、運営というより私個人のことになっているんだけど、今季も「発信と音楽」という側面、そして「音楽と生活」という側面で考えていきたい。それがアーティストではない私がこのコミュニティでできる貢献でもあるし、自身の成長でもあるだろうから。



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