ついに完成! シェアプレイスのオリジナルビール「SOMEDAY BEER」企画会議 & お披露目会レポート
HOPPIN’ GARAGEは、自分が飲みたい“世界に一つだけのビール”をつくり、リアルな場で仲間と シェアできるサービス。「こんなビール、できたらいいな」というたった一人の空想を実現する、サッポロビール × キッチハイクの夢のような共同プロジェクトです。
今回は特別に、リビタのシェアプレイスにお住まいの方々と一緒にオリジナルビールをつくらせていただくことになりました!
昨年実施した物件対抗のピッチコンテスト(前半・後半)にて、「SOMEDAY BEER」のアイデアで見事優勝を果たし、自分たちならではのビールをつくることになったシェアプレイス調布多摩川のけっけさん・ちゃんさん・ふたこさん。2020年1月にサッポロビールの静岡工場を訪れて、ビールの味や ラベルのデザインについて打ち合わせをしました。
(左からちゃんさん、ふたこさん、けっけさん)
そしてついに「SOMEDAY BEER」が完成! 今回は、ビール工場での企画会議の様子とお披露目会となったオンラインイベントについてレポートします。
若者がビールを片手に“おとなのみちくさ”をたのしめるように
サッポロビール静岡工場は、静岡県焼津市にあるサッポロビールの技術開発の拠点。普段は工場見学などを実施しておらず、一般の人は入れない場所ということで、緊張と期待を胸にお邪魔させていただきました。
まずは、15年ほど商品開発や研究に携わっているというブリュワーの蛸井さんに、「SOMEDAY BEER」の企画をプレゼン。コンセプトである“おとなのみちくさしませんか?”は、けっけさんが中学時代に過ごした田舎町でのみちくさのエピソードをもとに生まれたのだとか。
放課後に友だちと秘密基地から夕日を眺めたり、夜の学校のプールにこっそり忍び込んだり。目的や意味がないように思える時間こそが、青春時代を豊かにしてくれたといいます。
そして大人になってからも、シェア暮らしで偶然出会った人たちと仲良くなり、こうして一緒に ビールをつくることになったり。行き当たりばったりでも、経験した全てのことが自分の糧になるし、直感にしたがって動くことで人生は想像以上に面白くなるのかもしれません。
「現代は子どもも大人も冒険の機会が少なくなっているので、忙しく働く若者にみちくさをたのしんでもらえるようなビールをつくりたい!」と熱意を伝えました。
そのストーリーを軸に、蛸井さんと一緒にビールの色やアルコール度数や味などを考えながら、レシピに落とし込みました。“いつかみちくさして見た夕日の色”を再現するために、ビールの色はオ レンジよりもちょっと赤めの色をチョイス。
若い人でも飲みやすい味になるように、柑橘系の爽やかさをベースにしつつ、ピリッとした刺激 のある味わいを目指して原料の組み合わせを考えました。この日の打ち合わせでは、「イメージは辛口のジンジャーエールだけど、シャンディガフとは一味違うビールにしましょう」という結論 に。完成品がたのしみです!
ラベルデザインのご担当はHOPPIN’ GARAGEの黒田さん。デザイナーとして働くふたこさんがすでに足あとをモチーフにしたカレッジ風のロゴを作っていたので、そこからどうブラッシュアップ するかを話し合いました。「若者が道ばたで歩きながら飲んでいても、格好よく見えるデザインにしたいですね」と熱がこもりました。
最後に、工場見学という貴重な機会をいただいて「SOMEDAY BEER」の打ち合わせは終了! けっけさん・ちゃんさん・ふたこさんは、3人で静岡からシェアプレイス調布多摩川に帰りました。
世界に一つだけの「SOMEDAY BEER」で画面越しに乾杯!
季節が過ぎて、ついに待ちに待ったお披露目会の日に。新型コロナウィルス感染拡大防止のために、今回はオンラインイベントという形で、みなさまにはシェアプレイス調布多摩川のそれぞれの部屋やご自宅からご参加いただきました。
完成した「SOMEDAY BEER」はこちらです! “これまでみちくさをしてつけてきた足跡=軌跡”を意味する足あとのロゴのバックに、ブルーとホワイトとイエローのラインが加わり、ビール瓶なのに部屋のインテリアに溶け込むようなオシャレな見た目に仕上がりました。
ビールをコップに注ぐと、まさに夕日のような色合いに。3人のリクエスト通り、五感を刺激するような柑橘系の爽やかな香りとジンジャーの風味がマッチした、口当たりが軽くて飲みやすい ビールが出来上がりました。
まずは画面越しに、「ホッピーン!」「ガレージ!」の掛け声とともに乾杯。近所のスーパーで買ったチーズやナッツ、アルバイト先のまかない料理など、おつまみのメニューは人それぞれ。「すっきり爽やかで、昼間からでもずっと飲んでられる素敵な味わい!」「美味しくてもう2杯目を飲ん でるんだけど、これってホップの他にも何か入れてるの?」などさまざまな感想が飛びかいました。
そして改めて、「SOMEDAY BEER」に込めた想いを3人が語ります。ビールを飲みながら、ちゃんさんは「色が綺麗で味は見た目よりもフルーティー」、ふたこさんは「爽やかで刺激を感じら れる」、けっけさんは「こってりした色に見えるけどすっきりした味で、後からスパイスがきいてきて喉が熱くなる」とコメントしました。
プロに質問。ビールとラベルデザイン完成までの道のりは?
みんなで「SOMEDAY BEER」を味わった後は、ブリュワーの蛸井さんに静岡からビールの中身 について説明していただきました。これもオンラインイベントならではの良さですね。
「辛口のジンジャーエールというイメージに近づけるために、ジンジャーの量を多めにしたビール と、少なめにしたビールの2種類を仕込んでみて、ちょうどいい味わいを探りました。でも、味のバランスを考えていたら色が薄くなってしまったので、原料の調合を工夫して3回目で仕上がったんですよ。爽やかさを出すために柑橘系のホップを使いました」と教えてくださいました。
参加者の方々は「SOMEDAY BEER」のレシピについてだけでなく、「ビールの飲み比べやテイ スティングってどうやるんですか?」「味覚を研ぎ澄ませるために心がけていることは?」など、 ブリュワーの仕事に興味津々! HOPPIN’ GARAGEならではのビール談義で盛り上がりました。
そして、デザイナーの黒田さんからラベルのデザインについてお話していただきました。
「すでに出来上がっていたふたこさんのロゴが素敵だったから、私やることないかもって思った んですけど(笑)、ロゴのバックにホワイトのラインを入れて未来につながる一本道を描きまし た。ブルーのラインで若者の青さや若さを、イエローのラインでビールの刺激的な味を表現して、 “これから歩んでいく道”に見えるようにふたこさんと相談しながら仕上げました」
プロのブリュワーとデザイナーに力を貸していただきながら、自分たちならではのビールをつくれるなんて、本当に夢のようなプロジェクトですね。
チーム対抗戦で「SOMEDAY」のストーリーを描く
ほろ酔い気分になってきたところで、おたのしみの交流イベントを実施。事前に参加者のみなさま に、ある封筒をお配りしていました。
合図とともに開封すると、中には「SOMEDAYカード」が。「いつ?」「どこで?」「何をす る?」と書かれたカードのうちどれか1枚が入っていて、3人1組のチームで「素敵な未来」を描けるようなフレーズを考えました。さて、オンライン上でどんな「SOMEDAY」のストーリーが生まれたのでしょうか?
Aチーム:うたた寝中に / ビール工場で / 再会する
→商品化の夢を見ているのでしょうか。
Bチーム:「SOMEDAY BEER」の発売日に / 宇宙船の中で / 世界一周の旅に出る
→旅のお供にビールを連れていきたいところです。
Cチーム:「SOMEDAY BEER」の発売日に / シェアプレイス調布多摩川で / 「SOMEDAY BEER」を片手に激しくダンスする
→共有ラウンジが泡だらけになりそうです。
Dチーム:クリスマスに / ホワイトハウスで / スキップする
→護衛が飛んできます。
いろんな「SOMEDAY」のストーリーが生まれましたが、今回のチーム対抗戦で優勝したのは......絶妙な軽さで笑いを誘ったDチーム! 賞品として、3人からおすすめのビールのおつまみが贈られました。
たのしい宴の時間はあっという間。締めに「ホッピーン!」「ガレージ!」の乾杯をして、オンラインでのお披露目会はお開きに。最後に、3人から感想をいただきました。
ちゃんさん:「世の中が予想外の状況になったけれど、オンラインで新しいたのしみ方ができてよかったです!」 ふたこさん:「自分がシェアプレイスに住むとは思っていなかったし、そこでビールをつくることになるとも思っていなかったので、人生って何が起こるか分からないですね(笑)」 けっけさん:「めちゃくちゃたのしいオンライン飲み会でした、この企画に関わってくださった 全ての方に感謝します」
またいつの日か、みんなで一緒に顔を合わせて乾杯できる日がくるといいですね。そして、「SOMEDAY BEER」が話題になり商品化されることがあれば、リビタのシェアプレイスにお住 まいのみなさまとともに“「SOMEDAY BEER」を片手に激しくダンスする”というストーリーを 実現したいです!
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