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入社後すぐに辞めていく社員の特徴とは?

せっかく新しい社員が入社したのに、3か月も経たずに退職してしまったと悩まれたことのある経営者さん・人事さんも多いと思います。

スキル不足であれば仕方ないのかもしれませんが、スキルも人間性も問題ないのに辞められてしまっては本当に残念な気持ちになると思います。

また、気持ちだけでなく採用コスト・入社後の手続きなど経費や時間もすべて無駄になってしまいます。

このような事が起きないようにするためには、面接段階で「すぐに辞めていく人」を見抜く必要があります。

と言っても、実際に見抜くのはベテランの面接官でも中々難しい部分があります。

というのも、人間性に問題があり、すぐに辞める人は、素人でも判断がつきますが、そうでない場合は本当に分からないのです。

そこで、どうすれば、すぐに辞めてしまう人なのか判断する方法をまとめました。


すぐに辞めてしまう原因の大半はカルチャーショック

人間性に問題ないのにすぐに辞めてしまう人の大きな原因はカルチャーショックです。

例えば前の会社では自由に残業が出来たのに、転職先では上司にお伺いを立て書類を提出しなければ残業が出来ない環境だと、ストレスに感じる人もいます。

また、その逆で残業が全くない会社から、残業を強制させられる会社に転職した場合は、生活リズムが変わりストレスを感じてしまいます。

他にも例を挙げればきりがありませんが、方針や社風があまりにも違いすぎると人は違和感を感じ、ストレスを抱えてしまうのです。

なので、新卒の定着率が高く、転職の定着率が低くなっていると言われています。


カルチャーショックを防ぐ方法

カルチャーショックを防ぐためには面接で前職の状況を細かく聞き取る必要があります。

残業・出社時間・休日・仕事の進め方・管理の方法・業務以外の雑務・会議の数・執務室の環境などなど、細かい部分まで聞くようにしましょう。

そのうえで、うちの会社はどのような環境なのかを嘘偽りなく説明するのです。

そうすることで、合わないと思えば辞退してくれます。

もちろんですが、ブラックな部分もオープンにするべきです。

残業代が固定や、土日出勤があるなどはもちろん、出勤時間の30分前に出社する必要がある、労働時間外に奉仕活動がある、などなどブラック要素も出していきましょう。

そうすることで、辞退率も上がってしまいますが、カルチャーショックは防げます。


全部オープンにして辞退率が上がるなら制度を考えるべき

もし、ブラックな部分をオープンにして辞退率が上がるのであれば、それは改善していかないといけない部分だと思います。

いくら、昔からの社風だとしても、古い価値観をいつまでも大切にする必要はありません。

老舗企業がどんどん潰れている理由は、時代に合わせた変化が出来なかったからです。

進化できる企業が生き残る時代であり、それは社風も全く同じです。

変わる事を怖がる経営者さんもいますが、そこは柔軟に変えていく必要があると思います。


入社後のフォローも定着率につながる

入社後のフォローについても、定着率を高めるために必要な努力の一つです。

ただ、フォローするの意味を勘違いして徹底的な管理をしようとする企業も見受けられます。

その一つが、アンケートやカウンセリング、無駄な日報の提出などです。

この行為すらがカルチャーショックになる事もあるので、お勧めできません。

ではどうすればいいのかというと、何気ない日常での声掛けを増やすことです。

過剰に声をかける必要はありませんが、一般の社員に比べて3倍ぐらいは声をかけてもいいと思います。

声をかける事で、言い出せなかった悩みや質問が得られるかもしれません。

新しく入った人の多くは、分からない事があっても気軽に質問できない場合もあります。

だったら、先輩や上司から声をかけて、悩みや質問をするタイミングを作ってあげる事が大切です。





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