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タブーな話題そして『和』と『同』

わたしが就活をしていた時代は
『政治・宗教・野球の話はタブー』と言われた

今になって思うに「宗教と野球はそれほど」と思う
葬儀はいくら掛かるだの、戒名はどうの
未経験者が質問するほど穏やかで

野球に関しても、応援するチームが異なれど
野球が語れる仲間がいる程度に収まる

政治は実社会ではタブーとまでもないにせよ
触れずにいるのが安泰だと思っている
支持政党が同じであれば良いにしろ
政治の話は感情に火がつく
下手すりゃ関係はご破産へ

ネットはタブーが気軽に語れる場所
昔は不敬罪になる話も凄まじい罵詈雑言が飛び交う

「和」であり「同」にならない
“君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず”

実社会じゃ「分からない」と曖昧に濁される話題に
ネットは反対意見でも返信してくれる
小さなコミュニティが誕生する

自分の思い通りにならない相手がいると
必死にソースを探し、翌日もpcの前で
自論を交えた長いコメントを書いているのだろう
「あなたは間違ってる」って言いたくて

でも、嫌いな思想の相手が
一番自分の興味があることへ反応を示してくれる
アンチ程、丁寧に読んでくれる人はいない

ネット特有の「和」であり「同ぜず」だなと感じる

自分と反対の価値観は、中傷に見えるかもしれない
だけど、違う価値観が認識できるから
リアルでは、自分正しいマンや傲慢にならず
済んでいる部分は否めない…ん?

それはないな
はだかの王様製造機だな、ネットは

違う価値観は認めず、ブロックしまくり
イエスマンばかりで同調圧力をかけ
小人は同じて和せずだね
実社会じゃ、偏屈で孤立へまっしぐらってとこかな