そうだよ、わたしはヘタレ
詩と暮らす、柄にもなく
わたしの手元には常に、茨木のり子さんの詩集
『倚りかからず』を置いている
本当に手元に置いてあるので、表紙は薄汚い
栞は、マスキングテープで作ったものを馳せ
わたしの思考はわたしのものだと腹を括る
たとえ、1円も戴かなくて
凍てつきそうに怖くて
自分で何を書いているのか、分からなくて
そうやって、連続投稿をした日が遠くなる
書いたものへお金を戴いていたとき
よそのアフィリエイトと似たり寄ったりの思考が
「パクリじゃなければいいや」
気を抜いて書いていた
それは、倚りかかる場所があり
企業からGOサインをもらっているのが安心で
わたしを守ってくれていた
今は、お金をもらわないのにリスクが伴う
やっていることがナンセンスだと思う
フォローを外される、ブロックされる
こんなのが怖くて文章なんか書けるか
迎合するなら、すり鉢でゴマをするのがマシだ
…そう思いつつ、手が震えたこともあった