見出し画像

法学部出身じゃありませんけど…

トレンドに並ぶコメントを読んでいると
掲示板やSNSで中傷を繰り返す人が
ネットに向いてないと考える

幅広く知ってもらいたいと
事実かどうかも不明な誹謗で、レッテルを貼り
「オレ様が成敗してあげている」スタンスは
言論の自由を野放しと解釈していそう

言論の自由は、自分の自由を他人の自由で
制限するものであり、自由には権利が伴うので
他人の権利で制限していることになる
これが「世の中に迷惑かけんな」
『公共の福祉』の部分

好き勝手に言いたい放題で訴えられると
政府や組織の陰謀だとか、自由の剥奪などと
自らの中傷を反省せず、他責にする

ネットで成敗する側に権利があるなら
成敗された側にも同じだけ権利があるんだって
理屈が分からないなら、本当にネットが向いてない

では、なぜ、他人にも権利があると分からないのか
単純な話で、自分と同じ意見の多数派に居ると
自分は正しいと誤作動が起きる 

元々が相手を論理的に間違いだと判断した批判ではなく、感情論なので議論にならなく
より自分が正しいと勘違いし、精神勝利するから
自分に反する者は、権利がないと解釈している

歴史を語る上で、国家権力は
国民の自由を制限し、権利を徴収することで
言論統制し、独裁や弾圧が文化の発展を遅滞させた
文化が発展しないと、人の発展も遅い

それらから生まれたのが、自由主義で
人は生まれながらに自由であり、その自由は
何人によっても侵害されない意味を反映する
個人の特権ではなく、もれなく皆が持つ権利

誹謗中傷されても、時間と費用が大きく発生し
迅速な裁判ができない
判決が出るのも遅く、被害者救済には物足りない

だから、別にネットリテラシーを勉強しなくても
まずは、義務教育で習った基本原則をおさらいして
そこからネットを使ってよ、と思ったりする