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ショート: マッチングアプリの愚痴

咳をしても金魚みたいに、何事もなく優雅に。
婚活で身につけた習慣は、
身体を絞ることから始めて、会話のセンスや
清潔感まで、事細かに気遣いしてきた。

マッチングアプリなら、すぐに彼氏ができる。
しかし、土日は身体を休ませたい…
予定を合わせるのが面倒になってきた。

出会いがあって、初デートしても、
男性の不愉快になる点が目につき、
「だから彼女できないんだな」思うことが増えた。

会ったら画像と別人で
プロフィールは、髪が豊かな爽やかイケメンなのに、実物は恵体のオジサンが来るのは、日常。

初対面で割り勘されるのは、ナシね。
執拗なメッセージは会う前から怖い。

「絵里さんは専業主婦になりたいんでしょ?」
「絵里さんは男をATMだと思ってるでしょ?」
「どうして、そう思うの?」
根拠がネットのご意見サイトで、ガッカリした。

彼女が欲しいのに彼女がいない人は、
ちゃんと理由があってだと、納得した。
もしかすると、私も男性から
不愉快になる点が目につき、
「だから彼氏できないんだな」思われているかも。

咳をしても金魚みたいに、
何事もなく優雅には、私の理想の姿であって
男性からは「絵里さんはオバサン臭い」
嫌厭されているのかな。

マッチングアプリにいる人は
「何を求めているのか」が理解できてなく
「どういう行動をしているのか」客観視もせず。

こういうのを踏まえたら、ちゃんとした相手を
見つけられるんだろうな。

🌼小牧さん、ご紹介ありがとうございます🌼

#シロクマ文芸部