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kei02
優しい人たちと他山の石
優しい人たちと接してきて共通点を見つけた
優しい人たちは湿度が低くサラリとしている
余計な心配をしなくていいから、居心地がよい
乾いた砂を握りしめ
風に流すと、手のひらに残らないような
優しい人たちは
わたしが不幸に見舞われているとき
わたしのためなら
厳しく虎穴に突き落とすようなこともしても
見捨てない
潰れそうな時は手を差し伸べてくれる
きっと、自分がそうやって立ち直ったのだろう
口に出さないだけで
辛酸を舐め、這い上がり
どうしようもない自分を見てきたのだと思う
だから関係性はともかく、深入りせず
自然治癒の方法をも知っている
優しい人たちと接してきて、石をもらった
他山の石
他者から受けた痛みで自分を磨く要素にした
わたしの懐中にある石は
優しい人たちの涙が固まったものかもしれない
そう、信じよう