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正論自体は嫌われない

悩みがあるときの正論ほど、ウザいものはなく
気分が重いときは
「自分の今の気持ちを分かってほしい」に尽きる

正論は正しい主張に関わらず
悩める仔羊の心へ届かない

わたしが幾つか出会した場面で共通していたのは
正論を振りかざす人は、爬虫類のような冷たい目と
若干の優越感を含んだ語尾

相手の状況を精査することなく
無神経に心をぶった斬るように見えた

側で聞いていても、間違ってないが
正しいが故に、相手へ敬意などの姿勢を見せず
「自分の意見こそ正しい」
「相手の言い訳に耳を貸す必要はない」
暴走する独りよがりが、正しさを凶器にする

真っ正面から相手を軽んじ
相手の考え方を全否定しており
言い分が正しいとか関係なく
ウザいと思われるのは、当たり前

そもそも正論は相手を言い負かす武器なのか?

使い方として、相手への攻撃ではなく
相手の話を散々聞いた上で
サラッと言い退けるくらいが効果を発揮する

正論自体は嫌われない
正論を言う人のデリカシーのなさが
正論を悪いもののように思わせている
わたしには、そういう風に見えた