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人の優しさの原点を知る

動物番組はあまり好きではない。

泣かせのストーリーや
最近多い、猫や犬の面白動画
も好きではない。

たった一場面を切り取った動画を見て
「きゃーかわいい!」
とみんなは喜ぶけど、
いや、猫のかわいさはこんなところじゃないから
と思ってる。


NHKの番組「猫も杓子も」

これには泣かされています。

作家と愛猫との生活を描いたドキュメンタリー。
作家さんの書き下ろしエッセイ(女優さんが朗読)
を絡めながらほっこり進行します。25分番組。


もの書く人が猫に何を見るのか?

猫との日常に
添えられた作家の素朴な言葉が
味わい深い。


「優しさ」とか「生きる」とか
普遍的なことが語られています。
それが、
猫との生活によって気づかされた。
(=私の感性では気づけない。)

そこがツボなんですよね。

猫との愛しい毎日を言葉にされてしまうと
泣きのスイッチが入ります。

期間限定の生活だから。

愛おしくも切ない。
でも温かい気持ちになります。


ミュージシャン笹倉慎介さんの回では、

「言葉のコミュニケーションができないものとの交信は、人間には必要。」

毎日毎日、猫の瞳を覗き込んで、
「お腹空いてるの?」「まだ欲しいの?」
「寒くない?」

猫の気持ちを知ろうと一生懸命考える。

「純粋な優しさの源泉は、
言葉を使えないコミュニケーションの中にある。」


赤ちゃんもそうですし、言語が通じない外国の人とも。
お互いのやりとりは優しい気持ちしかないです。


言葉があるから、言葉で済むから、

瞳を覗き込むこともないし、
相手の気持ちを一生懸命考えることもない。

しかも自分をわかってもらいたくて、
言葉を重ねれば、重ねるほど
余計な言葉もくっついてきて、
優しさからはどんどん遠ざかっていく。

知りすぎると優しくなれない。

勝手なものですよね。


「ニャー」と鳴く猫を見ると、
純粋で真っ直ぐな瞳で
一生懸命何かを訴えようとしてる。

このコミュニケーションの尊さに泣けてきます。

猫との生活は幸せに溢れている。

大事に過ごしたい。

いろんな気づきをもらいながら
私も猫に育てられているのです。



9日目「最近泣いたこと」です。

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