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優柔不断は胆の弱り【春の養生】

4月は新しい生活も始まり、様々なことにチャレンジしたくなります。反面なんだか気おくれして、新しい一歩を踏み出す勇気がなかなか出ないということも。

普段から、
迷いが多くてなかなか決断できない。決めてもすぐ変更する。レストランのメニューもなかなか決められない。
すぐ動揺してビクビク、オドオドしてしまう。

性格だと思っておられる方も多いでしょうが、これは胆の弱りで出る症状です。

胆(たん)ってなに?


胆臓のことですが、臓器そのものではありません。
消化吸収、老廃物を排出し、決断力を司るのが胆の働き。

西洋医学では、各臓器は単独で診療科も違いますが、
中医学では五臓(肝、心、脾、肺、腎)は、それぞれが互いに支え合い、関わり合って体や精神を動かしていると考えます。

肝と表裏関係(互いに助け合う関係)にあるのが「胆」です。

肝が情緒を安定させて胆が決断を下す。
そのおかげで「しっかり考えて決める」という精神活動が行われるのです。

春は胆のケアが必要


春は肝が活発に働く季節。肝が働きすぎて弱ってくると、同時に胆も弱ります。

「キモがすわる」という言葉は胆力、気力、精神力を指します。その一つの胆力が弱ると決断力、行動力が落ちて、GOサインがなかなか出せません。

他にも目の痛み、頭痛(側頭痛)肋骨の下や足の外側の張りや痛み、体のだるさ、イライラ、便秘、軟便気味など胆の不調のサインです。

ストレスに弱い肝と同時にケアをして胆を底上げ。肝が元気になれば度胸もアップ。

レタス、いちご、くこの実、ほうれん草、小松菜、黒豆などがおすすめ食材です。

体の側面のストレッチやマッサージ。ストレスはこまめに発散。睡眠もしっかりとりましょう。



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