【呼吸】複雑な意識もシンプルになる

禅とヨガで身についたもの。呼吸の存在に気づく。
そんなの当たり前でしょう。生きているのだから。誰もがちゃんとやっていると思いがち。

吸うのは本能でできるけれど、
吐くのは意識しないとできない。

しかも「吐く」がポイント。

長く吐けるようになると、ヨガの場合は筋肉の伸びが深まる。例えば前屈だと、吐く息と共に深く前に倒れられる。

息を止めて、「うーーーっ」と前に倒そうとしても体はいっそう硬くなりなんの意味もない。

まずは大きく吸って、長く吐く。
吐ききると次は自然に深く吸える。肺が開くのがわかる。お腹の底まで。背中にも酸素を行き渡らせられる。

自分では触れない内臓や背骨の自律神経も
よしよしと撫でて温めてあげているようなもの。


呼吸を意識できると体に変な力が入らない。忙しくてもむやみにドタバタしない。疲れない。

自分の心地よさの範囲でMAXの力を出せる。思考もゆっくり巡らせられる。

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そして、深ーく吐く時に頭の中のごちゃごちゃも手放せる。なかなか出ていかないのだけど。

先日もヨガをしながらも1日のできごと。私が言ったことや言われたことが頭の中をぐるぐる、ぐるぐる。

集中しようとするのに、浮かんでくるものってなんだろう。今考えないといけない大切なこと？日頃から気にしすぎていること？

後者だよね。確かに。
手放したいのに手放せないくだらないもの。

だけどヨガを終えると、頭の中はスッキリしている。くだらないものは出ていったみたい。

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以前の私は、家に帰ってからいつも自分の行動を振り返っていた。
あれでよかったのかな？あんなこと言ったけど大丈夫？
そわそわ、ざわざわ、もんもんとしていた。

だけど、呼吸のおかげ。複雑な意識をシンプルにできる。たいていは、忘れたらいいようなどうでもいいことを何度も反芻して自分で複雑にしているんだけどね。

長く吐くのが苦手な人は、大きく吸って「あーーっ」と声に出してみる。息が続くかぎり。お腹がぺちゃんこになるまで。

呼吸をコントロールできるようになると、
生きるのが数倍楽になります。まだできていないけれど。なるはずです。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。