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監修…鮫島敦『皇室ゆかりの逸品厳選47』

 「宮内庁御用達」の制度が昭和29年に廃止されるまでその名誉を与えられていたというお店の品々が載っている本。

 菓子類、食品類、工藝品…。

 どれも上品な品ばかり。

 わたしは特に、P60~61掲載の原了郭「香煎」に惹かれます。

 白湯に浮かべて香りを楽しむ嗜好品なのだそうです。

 陳皮や茴香や山椒の香りを楽しむことができ、ご飯の香り付けや冷しゃぶの薬味にも使えるのだとか。

 また、今のわたしにはとても手が出ないけれど、P82~83掲載のミキモト「エトレンヌ」も美しくて見惚れました。

 「エトレンヌ」はフランス語で「はじめて使う」という意味があるそうです。

 きっとうら若きお嬢様方がこういう素敵な真珠を身につけるのだろうなぁ…と想像してうっとり。

 更に、P88~89掲載の安藤七宝店「宝石箱」も、まさに名前の通りの輝き!

 宝石箱そのものが宝物ですね。

 こういう宝石箱をお使いの方々は、どんな素敵な思い出のつまったジュエリーをその中に入れるのでしょうか?



 〈こういう方におすすめ〉
 美しいものを見て目の保養をしたい方。

 〈読書所要時間の目安〉
 2時間くらい。

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