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文…山崎真由子 写真…今野光『ときめく文房具図鑑』

 こんばんは。

 「文房具店を見つけるとつい入っちゃう」という方におすすめの本をご紹介します。

 自分が愛用している文房具がこの本に載っているのを見ると嬉しくなりますし、「こういう文房具が新発売されたのかー! 知らなかった!」と新たな刺激を受けられて楽しい一冊です。

 わたしは特にP36掲載のガラスペンがあまりにも美しくてうっとりしました。
 このきらめきが堪りません。
 使うというよりはずーっと眺めていたい、でも使いたいような…、悩ましいですね。
 宝物のような一品。

 この本は、

・万年筆はどうやって「書ける」のか、ステープラーはどうやって「綴じる」のか、など文房具のメカニズムを紹介する章

・様々な職業の人たちがどんな文房具を愛用しているのか紹介する章

・ファンシー消しゴムやフエキどうぶつのりなどといった懐かしい文房具を紹介する章

 といった構成。

 わたしは特に冒頭の「文房具の豆知識」という章を興味深く読みました。
 最も目をひいたのは、ゼムクリップについての項目。

「ナチスの占領下のノルウェーでは、襟にクリップを付けることが反ナチスの証に。〝クリップで留める〟行為が〝団結して抵抗している〟という旗印となったのでした」
(P12から引用)

 と書かれていて驚かされました。

 まさかそんな文房具の使い方があったとは…!


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