著…マエダサチコ『キャンドル教本 プロを目指す人のための応用デザインと制作技法』
そのあまりの美しさゆえに、自分が火を灯すことでその造形美を崩すことを躊躇してしまい、もはやキャンドルとして使用出来ないであろうキャンドルの作り方が載っている本。
お菓子や飲み物はより美味しそうに、お花はより美しく作ってあって、いつまでも飾るだけにして眺めていたくなります。
中でも、わたしはロールケーキ型やドーナツ型のキャンドルを気に入りました。
本当にこれがロウで出来ているの?
本当は砂糖やチョコレートや生クリームで出来ているのではないの?
と不思議で堪らなくなり、写真に顔を近づけてじっくり見ていたら、お腹がグゥと鳴りました。
作り方の手順についての写真や文を読んでみると、確かに人がロウで作り上げた物だからビックリ!
特にお花のキャンドルについては、作るプロセスを含む全てが素敵。
ロウを溶かし、顔料を使って、透き通るような色合いの花びらを作り、丁寧に1枚ずつ丸く芯に巻きつけていって、本物の花びらのようにふんわりするよう1枚ずつ指でつまんでいって…。
なんて繊細な手仕事…。
枯れゆく花も愛おしいものですが、枯れない花もまた美しいですね。
〈こういう方におすすめ〉
目の保養をしたい方。
〈読書所要時間の目安〉
1時間前後くらい。
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