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著…早川いくを『愛のへんないきもの』

 「合理的だが匂う愛」「男で女で、女で男」「愛しあったら逃げろ」といった独創的なキャッチコピーを生き物に付けているユニークな本。

 それらのキャッチコピーが表す通りの恋模様があちこちで繰り広げられているのですから、地球ってよくよく考えたら不思議な所ですね。

 足を高々と上げたり。

 お尻の毛でメスの頭を撫でたり。

 求愛行動って本当に様々。

 地球って、壮大なスケールの愛の舞台!

 「愛はハエで買える」「愛は魚で買える」といったキャッチコピーからは、プレゼントをすることで相手の気を惹くのが求愛行動あるあるなんだろうな、人間もそんなことしてるよね、と微笑ましくなるけれど、

 「妻に埋没する夫」には…絶句!!!

 以前他の本でこの現象について読んだことがあるわたしでさえ「閲覧注意って書いといてよ!! ナメクジが愛し合っているところはまだ笑って見られたけど、これは怖いよ!!」と完全にびびってしまいました。

 まさに命がけの恋!!

 「妻に埋没する夫」が気になる方は是非読んで確かめてみてください。

 …ただし大事なことなので2回言います、閲覧注意です!

 けれど、人間の目には奇異に映るこうした恋愛事情も、もしかしたら人間以外の生き物たちにとってはごく当たり前のことなのかもしれません。

 逆に人間以外の生き物は「人間って変なことするよね〜!」と人間同士の恋模様を面白がったり気持ち悪がったりしているのかも?

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