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著…べサニー・ハミルトン 訳…鹿田昌美『ソウル・サーファー』

 おはようございます。

 チャレンジしたいことがあって心を充電したい方におすすめの本をご紹介します。

 片腕のないプロサーファーとして有名なべサニー・ハミルトンさんが14歳の時に出版した本です。

 べサニーさんは13歳の頃、サーフィンしやすい良い波が来るのを待ちながら、海中で左腕をブラブラさせていたところ、サメに左腕を根元近くから食いちぎられてしまったそうです。

 彼女は体にも心にも大きな傷を負いましたが、大好きなサーフィンに復帰しました。

 もうサーフボードや海を見ることさえ嫌になってもおかしくないのに…。

 サーフィンが大好きで大好きで堪らないのだそうです。

 そんな彼女が14歳の頃に書いたこの本の表紙に、わたしは驚かされました。

 サメに襲われた時、三日月の形に食いちぎられたサーフボード。

 このサーフボードを持って、ポーズまで取れるなんて…。

 事故のことを思い出すから、捨てたっておかしくないのに。

 大好きなものを変わらず大好きであり続けているんですね…。

 簡単なようでいて、実はとても凄いことだと思います。

 でも、サーフィンを続けていれば、いつかまたサメに襲われるリスクは0ではないのでは…?とわたしは余計な心配をしてしまいましたが、14歳当時の彼女はこう綴っています。

人生は、「もしも」だらけ。そんなことで、しりごみなんてできない。それで引きさがっていては、しっかり生きていることにならない
(P103から引用)

 と。

 生きることの意味をわずか14歳にして掴んでいた彼女をわたしは尊敬します。

 2022年現在、彼女は32歳。

 今もサーフィンで活躍し、二児の母になっているそうです。

 かっこいいなぁ。

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