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著…加門七海『お祓い日和 その作法と実践』

 特別な道具や技術が無くてもお祓いは出来る、という本。

 例えば、たいていの人が持っている「鏡」。
 埃や指の跡などが付かないよう気をつければ、邪気を跳ね返す心強いアイテムになるそうです。
 鏡を部屋に置いたり持ち歩くだけでも手軽にお祓いが可能。
 ただし、寝室に剥き出しで置いてしまうと、せっかく鏡で反射した邪気が体内に入ってしまうことがあるので、鏡の設置場所や保管方法には要注意。

 また、誰もが毎日飲む「水」。
 水を飲むことにより、体の中に滞っているものを押し流して排出することも、お祓いと言えるのだとか。

 そして、わたしの大好きな「入浴」。
 入浴は禊と直結します。
 身体に付いた汚れを落とすだけでなく、心身のエネルギーを活性化させ、老廃物(穢れ)をも落とすそうです。

 こうして考えてみると、日常生活のちょっとした行為に「お祓い」が含まれていることに気づかされます。

 なんだか不思議!

 「お祓い」と聞くと、とても神聖な印象を受けますが、実は非常に身近な存在なのかもしれませんね。

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