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写真・文…森枝卓士『干したから…』

 「これは何を干した物?」

 「分かった、赤いパプリカだ!」

 「ブー! 正解はトマトでした!」

 と周りの人たちとワイワイ言いながら読むと楽しい写真絵本。

 一般家庭の台所にも、干したものが色々ありますよね。

 たとえば、お米、そうめん、パスタ、梅干し、めざし、煮干し、かつおぶし、チーズ、海苔、ビーフジャーキー、干し柿、干しぶどう、干し椎茸、切り干し大根、スルメなどなど…。

 冷蔵庫や冷凍庫が無い時代の人々が、太陽の恵みを受け、食べ物を干すことによって長期保存出来るようにして食糧難の厳しい時代も生き抜き、その先人の知恵を後世の人々が受け継いでいることに頭が下がります。

 もしかしたら人間も、干したからしわしわになるのかもしれませんね。

 人間も人それぞれやり方は違えど懸命に働いたり家族を養っていく暮らしをする中で、太陽の光を浴び、日焼けをしながら、だんだんしわしわになっていくのでしょう。

 しわは長年生き抜いた勲章ですね。

 鰹を干したら美味しいかつおぶしになるのと同じように、人間も年を重ねるごとに深みを増していきたいですね。

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