2021年本屋大賞投票コメント公開

2022年本屋大賞の投票時期になりました。
今年こそは少し早めに投票しようかなと、今日サイトを立ち上げてログインを

ログインできませんでした

この時期恒例なので私は気にしない。
もはやパスワードどころかメールアドレスも違ったようだけど、とりあえずお問い合わせから問い合わせておいた。たくさん謝った。だから大丈夫だ!

さて、
今年の投票をしようとnoteを立ち上げたら、去年投票したコメントが残っていた。私のnoteはもはや文字数カウント状態で、主に色々な下書きツールとして使われている。読み返したら割と面白かったので(我田引水パラダイス)、せっかくだから投稿しておきます。

2021年一次投票は3作
ノミネート作10作に残ったのは1作でした!

①丸の内魔法少女ミラクリーナ(村田沙耶香、KADOKAWA)

とにかく本を読む面白さが詰まってます! 洗濯機に放り込まれた洗濯物のように、もちゃもちゃになって、くちゃくちゃになって、お話に溺れる楽しさを存分に味わって下さい。 ただ、村田さんなので、脱水してもらえないかも知れませんし、干してももらえないかも知れません、干されたとしても、取り込んでもらえないかも……。最後まで油断ならない短編揃いです。

②おいしくて泣くとき(森沢明夫、角川春樹事務所)

親がどうしようもなかった時に、子どもはどう生きるか。 そんなテーマで書かれた作品が、今年は特に多かったような気がします。 子どもの貧困、そして虐待を、子ども食堂を営む一人の父子の実直さ、そしてほのかな初恋の香りを添えて温かに包み込んだ今作。 読むのがしんどい描写に心臓えぐられながらも、最後にはびっくりするくらい優しい、ほかほかの湯気が立ちのぼるハッピーエンドに心が洗われました。 どうかこんな世界になってほしいという祈りと、私もその世界をつくる一員でありたいという決意を込めて。

③滅びの前のシャングリラ(凪良ゆう、中央公論新社)

突如現れた新型ウイルスに翻弄され続けた2020年。コロナ禍を落とし込んだ作品が次々と上梓される中で、ストレートに病原菌を描くことは避けながらも、見事に世相を反映していると言わざるを得なかった今作。最初にあらすじを読んだとき、失礼ながら無茶だって思ったんです。だって相撲で日本一になった方が、テニスやります!って言うようなものだと。いやいや凪良さん、どこへ行こうとしてるんだと不安になってページを開いた瞬間、もう滅びの世界から抜け出すことが出来ませんでした。 これが、コロナ禍以前から書かれていた物語だと言うことに震えます。私は信心深くはないけれど、この本に今年出会えたことは、まさに運命、そうディスティニーです。

以上でした。
本の雑誌社さんが毎年作られている本屋大賞発表号は、このような投票コメントをまとめて紹介しています。

私の投票コメントは載ってるかな〜って毎年ドキドキしながら、他の書店員さんのコメントがお上手だなぁと感心しながら眺めているわけですが、これがまぁ

載ってない\(^o^)/

去年ゼロ、そして一昨年もゼロ
今年こそは!
とりあえず、ログインできるようになりますように。

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