耳読に向いているのはどんな本?
以前、耳読に関する記事を投稿しました。今回は具体的に、1年365日耳読している私が考える、耳読に向いている本のジャンルを3つ、ご紹介します。
1. 小説
実は私はあまり小説を読まないほうだったのですが、Audibleでこれを読んでからは、その面白さにハマりました。(今更)
なんと、俳優の三浦友和さんの朗読です。
何かが起こりそうな、不穏な雰囲気のナレーションが、小説の世界観にぴったり。かといって、過剰な演技は一切なく、違和感ゼロ。さすが一流の俳優だと唸りました。
プロの俳優や声優、ナレーターが読んでくれるというのは、Audibleの最たる魅力だと思っています。中には、著者自ら朗読しているものもあります。
まるで自分のためだけに読んでもらっているような感覚に陥るので、贅沢な読書体験が味わえます。
小説はある程度集中して聴く必要があるので、寝る前や、頭を使わない作業をしているときなどに聴くのがおすすめです。
2. エッセイ
エッセイの中でも、著者の熱量が多めのものは特に、Audibleとの親和性が高い気がします。で、最近気に入って何度も聴き返しているのが、演出家の鴻上尚史さんの3部作。
もうね、朗読の野坂尚也さんの変幻自在な声に驚嘆します。登場人物によって読み分けます。「人生ってなんだ」の後半では、ジョン・カビラさんの物まねもしちゃいます。ほんとうに、声を出して笑ってしまうほど面白い。
自分で黙読して脳内再生された声では、絶対にここまで笑えない!
野坂さんをキャスティングした担当者のかたに、お礼を言いたい。
この3部作は、最近読んだエッセイではトップクラスに良かったので、別の機会にじっくり語ろうと思います。すっかり鴻上ファンになってしまいました。
個人的には、1.5-1.7倍速で聞くのが断然おすすめです。テンポが良くなり、面白さが倍増します。
最近聴いたエッセイでは、こちらもおすすめ。
辛い経験を見事な笑いに昇華させ、人生に真摯に向き合う著者に、いつのまにかこちらが励まされてしまう、なんとも痛快なエッセイです。
3. ライフハック系
小説の場合、ストーリーの最初から最後までの流れを理解しておかないと、その面白さを堪能できません。なので、前菜から順番通りフルコース料理を食べるようなイメージで、ある程度集中して聴く必要があります。
一方、「〇〇術」や「〇〇法」などのライフハック系の本は、章立ての順番通りに読まなくても、アラカルト料理を選ぶような要領で聴けます。いわゆるつまみ食いですね。必要な情報が得られればそれでよいので。この手の本は、別の作業をしながらの流し聴きに向いています。
おすすめをいくつか挙げておきます。
このほか、睡眠、食事などの健康関連の本も、流し聴きにおすすめです。
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