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女性(夫婦)を苦しめる正体との対峙


※義理の母•祖母に懐妊を告げた際の話です。
主旨はハッピーな話ではありませんが、
お気持ちによって読み進めるか
ご判断頂ければと思います。

ほら、やっぱりこの考え方。

先日、冒頭にあるように
今の状態を伝えるタイミングがありました。
どの反応も時代錯誤と嫌悪感しか感じず
すごく悶々としたと同時に、
一夫婦を追い詰める1つの根源が
気持ち良いくらい目に見えたので
思うことをしたためる次第です。

義母は、
「良かった〜」
と同時に
「これで〇〇さん(お友だち)に会った時に話せるわ〜」
義祖母はと言うと、
「良かった〜、義母とどうしちゃったのかと
ずっと話してたのよ〜」
「あんまり心配だから(旦那名)に病院行くように
言おうかと思ってたくらいよ〜」

と涙を流していました。


なんだか心底がっかりした時間でした。

伝える必要がないことを口走っている
自覚はあるのでしょうか。

所詮【義母らの体裁・立場にとって、】
良かった
んだなと。

子どもがいない夫婦はどうかしちゃってるの?
だから心配になっちゃうの?
子どもをもたない夫婦は話せないような恥?
子どもをもたない選択は尊重されないの?


どうしてもこういう昔からの染み付いた風潮、
化石のような考え方に
アレルギーを感じずにはいられません。

もちろん家族とはいえ他人、
口に出さないと分かり合えないのは
痛いほどわかります。が。

14人に1人が体外受精で生まれる時代
5.5組に1組の夫婦が不妊の検査や治療を受ける時代

原因が分からない中、
夫婦間での温度差や
周りからの無言の圧
理想が離れていく焦りや現実と闘いながら
生きてる人がこんなにいること。
やるせない気持ちと重い身体で日々病院に通う
同志がいること。
知っているからこそ
軽率な発言こそ憎いしどうにかしたいと
強く思いました。

言うべきか言わんべきか

では現状を伝えるために
「私たち不妊治療2.5年通って体外受精ですよ」
当たり前のように彼女らに言った方が良いのか。

その告白が何か前向きな方向に作用するのか?
慎重になってしまうのが
まだまだ自身の弱いところだなと思います。
言ってしまえば
少しは気は晴れそうですが
恐らく言われた方はただ結果があれば良い。

この先大事なことは
自分の義親に不妊治療の現状や実情を伝えて
理解してもらうことより、
経験として実情に触れていない将来の親世代や
職場の上司世代への理解を促せるよう
動くことなのかなと感じます。

———•———•———•———•———•———•

上記の親たちとのやり取りのあと
「いや、がっつり病院行ってたけどな。」
と旦那は苦笑してました。
少なくとも彼はこの後
このような家庭の事情を最大限理解して
寄り添える上司になれるはず。

筆者も女性社員がほぼ占める企業にいる分
女性の生き方、働き方、キャリアの
時代錯誤や凝り固まったステレオタイプに
これおかしくない?を切り込めるような
人にならなければと
更に志を強くしました。

伝えたかったこと


前の記事にも書き、つくづく感じますが

良い人いないの?結婚はまだか?
孫の顔が見たい、子どもはまだなの?
家は、車は買わないの?

あたかもその人の幸せのため言っているようで
無神経なお節介か、
自分が子どもにそうなって欲しいと
希望や理想を押し付けてるだけですよね。
いくら恩があるとはいえ、
自分以外の人の体裁なんてくそくらえです。

旦那の家は風水にこだわりが強いのですが
もし今後子どもの名前等
強く指図されることがあれば
断固反対
最悪不妊治療費を全て請求しようと考えています。
多少過激ですが
誰のためでもなく
自分たちが将来のため1つの選択として
子どもを生み出しているという軸を
ぶらさずにやっていきたいと思います。

最後は余談を失礼しましたが、
どんな形でも周りに何を言われても
夫婦二人で納得して創り出せた答えが
幸せだと信じていきたいですね。

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