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【データで見る世界Vol.7】米国のマリファナ・ツーリズムが大盛況?

日本では絶対に合法化はあり得ない『マリファナ・ツーリズム』。今回は、そのマリファナ・ツーリズムの米国での消費状況が把握できるデータを見つけましたのでご紹介いたします。本記事は、1〜2分で読めます(約1100字)。

1. 米国のマリファナ・ツーリズム事情

米国では、ニューヨークを含む6つの州でマリファナの合法化が最近新たに認められ、現在、マリファナを完全に禁止している州はわずか15州のみとなりました。米国の観光業界では、マリファナ合法化のメリットについては、数年前から議論されてきました。多くの観光地のマーケティング担当者は、マリファナがもたらす税収入のためにマリファナを採用していますし、概ね、合法的にマリファナを利用する観光客は上客だと考えているみたいです。Destination Analysis(米国市場のマーケティングリサーチ会社)による観光業におけるマリファナ利用の過去の調査によると、旅行中にマリファナを購入・消費する傾向が強いのはベビーブーマーであることが明らかになっています。

2. 〇〇%の米国旅行者が旅行でマリファナを使用している?

Destination Analysisは今月 、1,200人の米国人旅行者を対象に、マリファナが合法な州への最近の旅行経験と、旅行中のマリファナ購入について、調査を行いました。その結果、アメリカ人旅行者の約3割が、過去2年間にマリファナが合法化されている州へ旅行をしたことがあると回答。そのような州を訪れたことのある旅行者のうち、なんと51.4%が旅行中にマリファナやマリファナを使った製品を購入したことがあることが明らかになりました。つまり、全回答者のうち約15%(1200人中、約180名)が国内旅行でマリファナやマリファナを使った製品を過去2年間の間にあるということです。これは、既に米国の観光産業にとってマリファナが大きな市場となっていることを示すデータであり、今後更にマリファナに関する消費が急増することが予測されます。

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引用文献:A Look at Marijuana in Tourism on 4/20(20th APR, Destination Analysists)

3. 本記事の重要英単語

Baby Boomer ベビーブーマー.1946年から1964年に生まれた世代。

この世代は、既に仕事の一線から引退していて、お金も時間も持っている人が多い。米国の観光産業はこのジェネレーションをターゲットにしている事業者が多い。

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