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【宇宙の天気予報】蟹座満月~鎧を脱ぎ捨て、聖域から自分を解き放つ~

こんにちは。

2023年の幕開け。
月相の1本目は蟹座満月です。


⁑蟹座満月とは


1月7日 6:08ごろ
蟹座で月が満ちます。

満月は“開花”を意味します。
種が発芽し、つぼみとなった後
花が咲き、その美しさを愛でる。
花の香りや彩りを
周りの人と分かち合うタイミングです。

そして、満月は
物事が成就する時期とも言われています。

新月で蒔いた種が、満月で開花し
「結果」としてあらわれます。


去年の6月下旬の蟹座新月には
どんな思いを寄せていましたか?

(蟹座新月の記事がなかったのは、
某流行り病に罹患していたからでした)

月(無意識)が太陽(意識)と向き合い
無意識が光に照らされることで
潜在していた問題も表面化します。

普段は隠れている心の奥にスポットライトが
当たることで得られる気づき。

満月では、新月からの半年間を振り返り
心を鎮め、次のステップにつなげるための時間をとってみてください。

今回、満月が起こる蟹座も、対向サインの山羊座も「居場所」をあらわすサイン。

せわしない年末年始に、
活動サイン(山羊・牡羊・蟹・天秤)で
新月→上弦→満月→下弦を描くのも
なんとなく世間の流れに合致していますし、

山羊座新月と蟹座満月を迎える年末年始は
職場や家族で1年を労ったり、来年の抱負を確認しあったりと、
自分が所属しているコミュニティーのなかでの
立ち位置を見つめ直す時期でもあったりします。


今回は蟹座の満月ですので
自分の居場所、絆で結ばれた関係性を見つめ直し
そこから受けている恩恵を再確認したり
周りの人や環境に感謝の気持ちを伝えてみるのも良いですね。


家族との関わりに、健全な感情を抱こうとしても難しい人もいるかもしれません。
そんな場合は、不必要なしがらみから
解放されるべく
どんな距離感ならお互いに快く関われるかを
考えてみるのも良いでしょう。


⁑蟹座満月チャート


アセンダントは水瓶座、ルーラーは天王星。
その天王星は月および太陽と、しっかりと結びついています。
天王星からの影響を、色濃く受ける満月です。

私はこの配置を見た時に
“潜在意識の書き換え、塗り替えが促される”
といった印象を受けました。

12ハウスに天体が集中し、その星々のエネルギーを
6ハウスにある蟹座の月が受け止めています。

月は受け取るだけの天体。
その月が器となり、
無意識の領域からの情報をキャッチします。

月が蟹座にいると、月本来のエネルギーを
発揮しやすいと言われています。

蟹座の月は感受性が強く、鋭い直観が働きます。

映像などのビジョンや、なんとなくの感覚、感情にも
無意識の領域からの情報が詰められています。


この満月前後での気付きは、
潜在意識から受け取った気付き。
なにかを“思い出す、取り戻す”というような
感覚があったとしたら
それはより自分の本質に近い部分からの
メッセージでしょう。

「私はこう表現したいんだった!」
「私の伝えたいことはこれだった!」
と、今まで埋もれていた気持ちに気付くこともありそうです。


アセンダントには、水瓶座の金星が乗っています。
華やかで、注目を集めるような方法で
自分らしさを表現したいという
隠れた欲求が湧き上がってくるかもしれません。


水瓶座の金星と牡牛座の天王星は
ミューチュアルレセプション。
相互にエネルギー交換をしていますので
金星も今回の満月チャートに大きく影響していると言えます。


金星は牡羊座の木星と調和の配置ですので
隠れた欲求に対して恐れることはありません。
今は恐れを乗り越えて挑戦できる時です。

水瓶座の金星は、双子座の火星とトライン。
つながること、発信すること、学んだことを
発信することが楽しくなり、
そのなかで、新しいことへ興味の対象が
移っていくこともありそうです。
SNSのプロフィールやアイコンを変えるのもぴったりです。

2ハウスには、拡大や発展の天体。
ここで方向性を描いて、進むべき道を決めていきましょう。

木星も海王星も、広がりの意味を持つ天体です。
自分の好きなことや得意なことを生かしたいという
夢や希望を色濃く併せ持ちます。


方向性を定めていく時には、
既存の範囲内でちまちま考えていくよりは
「こんな現実、夢にも思わなかった!」というような感覚で
“今ここに存在しないけれど、
未来には確実にある現実を引き付けていく”
ようなイメージで
大きく思い描きましょう。

月は魚座の海王星とゆるく調和の配置。
大きく描いた夢が叶った時の感情を先取りして味わうと
より加速度的に現実化しやすそうです。

山羊座の冥王星からの後押しもありますので
情熱の灯を失わないこと
諦めず徹底的にやるぞという決意も大切です。

⁑傷を癒すプロセスは続く


月と太陽は、キロンとゆるくTスクエアを描いています。

双子座満月の頃から続いている
傷を乗り越えるという課題。

Tスクエアは葛藤の配置ですが、
人間の進化成長には課題や葛藤がつきものなのだと思います。

ぬるま湯に浸かっていては、現状打破には至らない。
摩擦によって魂が磨かれるのです。

今回のキロンは、太陽と月とアスペクトをとっていますので
古傷がうずくような出来事が起こるかもしれません。


古傷の根源と対峙し、癒して昇華できるタイミング。

喉元に刺さった骨を抜く時は痛みが伴いますが、
抜き終わった後は、その痛みから解放されます。

しかし、喉元に骨が刺さったままの自分の方が
都合が良い場合も多かったりするのです。

骨が抜かれる=逃げ道がなくなる
その後の方が、怖かったりするもの。


そういう意味においては、
傷と向き合う、喉元の骨を抜く、という
覚悟も必要なのかもしれません。

⁑サビアン度数からみる蟹座満月


月と太陽のサビアン度数は17度。

17度は、新しい可能性の発露。
崩壊の後に、新しい発見や希望を見出し
初心に戻るような度数です。

月のサビアンシンボルは
「知識と生命に向かって伸びる萌芽」

心の中の希望や夢といった、これから成長するものの原形が
やがて枝葉を伸ばして多彩な成長をしていくさま
をあらわします。

自分の可能性の芽を育てていくために次々とチャレンジするような
生命力の輝きにあふれています。

太陽のサビアンシンボルは
「密かに裸で入浴する少女」

ひっそりとした場所で心の規制を解き、
水に浸ることで感情を解放するさま
をあらわしています。

自分の心に忠実になり、心身の抑圧を振り払うこと。
それは、大人がもう一度子どものような
単純な生き方に戻ろうとする衝動そのものです。

牡牛座満月から始まった、新しい可能性を見つけるプロセス。

新しい自分を発見するためには
今まで自分を守り、着飾っていた社会的鎧を
脱ぐことから始めなければいけません。


社会的な経歴、肩書き、スキル、
資格、経験・・・
社会で自分の居場所を守るためには
鎧を着ていなければならなかった。

裸の自分に戻ったとしたら
どんなものを身にまといますか?


蟹は堅い甲羅で自分を守っています。
そして、決して海辺から離れないように
自分の聖域を守っています。

甲羅を脱いで、新しい甲羅に変えるとき。
柔らかい肉体をさらけ出して
自分を守る聖域から、自分を解き放つ。


なんの飾りももたない、ナチュラルな自分に立ち戻る。
それは、生まれたまま=ネイタルに戻ること。


なにも自分を守るものがなくとも
生まれた時にすべて完全で完璧。

魂は傷つけられることはないのです。

⁑蟹座満月のお守りアロマ


・クラリセージ
・ゼラニウム
・シダーウッド
・フランキンセンス
・ペパーミント
・レモン

*直観やインスピレーションを研ぎ澄ます
*自分の可能性を育てるためのあらゆる経験を受け入れる
*本当はどうしたい?という問いかけに素直になる
*本来の自分の姿に立ち戻る
*ネイタルの私を思い出す


蟹座満月の頃には、なにか大切なギフトを
受け取ることができそうです。

その気付きをキャッチするための
心の余裕をもっていたいものです。


皆さまも素敵な満月をお過ごしください。

いつも長い記事を読んでくださるあなたに感謝します♡ 

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