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【うつになった大学生】    波に揺られながら

入院してもうすぐ3ヶ月になる。

最近は外泊を週に一度しているので、家に帰ったり病院に帰ったりを繰り返しながら現実の生活に慣らしている。

わたしが入院してから、母が上京してきた。

退院すればワンルームで母との二人暮らしが始まる。

愛着障害と診断されてしまったので、先生たちは離れて暮らすことをお勧めしてきたけれど、卒論の調査の車出しとか家事とかエトセトラを考えると、メリットもあるなということでなあなあで二人暮らしを了承していた。

けれど、いざ帰ってみると状況はよろしくない。

あまりの過干渉っぷりにわたしが疲れ果てて、外泊を早めに切り上げて帰院する始末。

母は親子関係に問題があるなどとは微塵も思っていないので尚のこと厄介。

帰って欲しいと言いたいけれど言えない。

こんなにしてもらってきたのに、母のことを否定すると、今度はわたしが悪者みたいになってしまうように感じる。

帰って欲しいという気持ちの一方で不安もある。

元気になったように見えながら、自傷欲求は消えないし、メンタルにもやっぱり波があってまたうつさんが来そうな気配を感じている。

母がいることは自傷行為をしないための抑止力にもなるけれど、存在自体がストレスになる。

母がいなければ前の生活に戻っていってしまうような不安感もあって八方塞がりな状態。

ここ数週間は調子の良い日が続いていて、勉強もしてみたり、絵を描いてみたり、もうわたしは大丈夫なんだって思っていた。

けれど、外泊を重ねるとまたこの状態。

希死念慮と自傷欲求が見え隠れしている。

焦るなと言われたって、周りは前に進んでいるのに、わたしはいつまでも同じところを行ったり来たり、波に揺られているだけ。

唯一、文章を書いている時間だけは、自分に正直であろうと思う。

と言いつつ、最近は髪を染めて、お化粧をして、ネイルを楽しむ余力が出てきた。これは今までになかったこと。

抑うつはだいぶ軽くなったので、あとはこの衝動性をなんとかして欲しいところ。

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