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友達にDMで結婚祝いを要求された話

今朝、InstagramのDMに私のパートナーの友達からメッセージが入っていた。
内容は、結婚をするから新事業のロゴを結婚祝いとして無料で作成してほしいというものだった。

私は3年目のフリーランスのコンテンツクリエイターで、今は主に商業用のイラストを仕事にしている。

ここではクリエイティブな現場で働くようになってからの日本の仕事に対する意識や重圧などの精神的な問題から、美味しかったランチの話などを、しかるべき時がきたら書こうと思ってアカウントを立ち上げたのに、今朝のDMが原因で今書きたくなってしまった。

ちなみにだが、私とパートナーも今月結婚をする。
それをDMの彼に伝えたら、

じゃあ、もうすぐ子供が生まれるから出産祝いで笑
と言われた。

フリーランスではない人でもわかること。
人間、時間=命だと思う。

普段◯万円もらっている仕事を、私は無料で彼のために作成できるだろうか。

限りある命の時間を無料の仕事に気持ちよく費やせるのだろうか。

でももし彼が、結婚報告をしっかりしてくれたら、私は彼にロゴをプレゼントしたかもしれない。

できるだけ自分の時間の価値は自分で決めたい。
(本当にやりたい仕事は無料で提供する意欲も持ち合わせている。)

それに、私は彼と約2年ほど会っていない。
数えるほどしか会ったことがない。

本当、Instagramをフォローし合っている友達だ。
私だったら、そこまで親しくない友達に「結婚祝いをくれ」と言えない。

一つ彼をフォローするのであれば、私にはないその傲慢さがほしい。
今回彼は「傲慢さ」の使い方を少し間違えてしまっただけだ。

正しく使えば、それは彼の武器になるだろうし、きっとこれまでも彼はそれを武器として使ってきたのだろう。でも、人間は間違いを犯す生き物。

私は広い心で彼の傲慢さを受け止め、「現在無料の仕事は承っておりません」と返事をした。

これで、いいのだ。

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