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【編集先記に同行してみた件】ヤマガタダイカイギュウに私も会いたくて山形県立博物館編vol.3

こんにちは、営業部長です。

某出版社から刊行予定の某化石本の取材にいくという編集長の話があまりに面白そうで、山形県立博物館に同行させていただきました!
ヤマガタダイカイギュウに私も会いたくて山形県立博物館編 vol.2の続きとなります。
いきさつから読みたいぞという方はvol.1からどうぞ!

日本で2番目に報告された足跡化石

編集長もvol.3で書いていましたが、山形県立博物館はまだまだ見どころがたっっくさんあります。

日本で2番目に報告された鳥の足跡化石

例えばこちらの鳥の足跡化石、例によって詳しくは編集長のvol.3を是非読んでいただきたいのですが、着目したいのが日本で2番目の報告という点。
「じゃあ1番目、最初の足跡化石はなんだか知ってます?」と長澤先生。
知らないです……! 教えて先生――!

なんと、日本で最初の足跡化石を発見(報告)したのは、かの宮沢賢治なのだそう。
著書『イギリス海岸』にもその時のエピソードが反映されており、後の『銀河鉄道の夜』でもジョバンニとカンパネルラが化石発掘を見学するシーンに足跡化石の描写が登場しています。
最初が宮沢賢治というのも驚きだし、そうかこの化石は宮沢賢治の次に報告された足跡化石なんだ、と改めて眺めてみると何やら先ほどとは違って見えてきます。得られる情報量や自分の中の感想が変わってくるというか。

こういうさ、追加エピソードを教えてもらえるのってすごく嬉しいですよね。ここもひとりだったならば、深く考えずに通り過ぎていたかもしれない。
長澤先生と瀬戸先生の解説ツアーとかあったら何度でも参加したい。
絶対楽しいし、理解度も爆上りすると思う。

どの分類に属す貝かを判断する際には、刻まれている筋の数や筋の流れ方が参考になるそう。


感想を言い合いながら見たい展示たち

化石以外にも山形の生物・植物・昆虫のゾーンも素敵です。やはり興味を持ってもらえるような仕掛けが施されていて、長居してしまう展示ばかり。

イメージはボディビルの大会決勝
良い仕上がりだ! 肩から脚生えてんのかーい!(生えてる)
山形の昆虫たちの標本。かなりの点数とその美しさ、ずっと見ていられる……

写真撮るのを失念したのが本当に悔やまれるのですが、山形の生態ジオラマもすごく面白くて、編集長と30分くらいやいやいやっておりました。
月山・朝日連峰のブナ林をモデルにした大きなジオラマに、そこに住む生態系が隠れており、どこにどの生物がいるかを探すのが意外に難しく大盛り。
ご家族では勿論、デートにも超おすすめです。

第一展示室だけでも見どころばかりですが、
さらに第二展示室には国宝、縄文の女神から始まる山形の大地に刻まれた歴史、第三展示室には近代山形のくらしの移り変わりとして、こけしなど郷土玩具の展示もあります。

縄文の女神の写真が撮れておらずでした。ごめんなさい。撮ったと思ったのだけどなかった……写真スキルが低すぎて縄文の女神の怒りに触れたのかもしれない。それにしても縄文の女神は見れば見るほど不思議な、あまりにも洗練されたデザインでした。
という訳で縄文の女神のナイスバディはぜひ編集長のvol.3で。

今回は取材のため化石を主に見学させていただきましたが、他にも見どころ沢山なので是非みなさんにも訪れていただきたい!
展示物そのものは勿論、どう展示すると更に面白いか、愛と工夫の詰まった山形県立博物館を体感していただけたら嬉しいです。
山形県立博物館へはJR山形駅から徒歩10分、入館料は大人300円(学生150円、高校生以下無料)高校生以下無料はやばいし、大人300円ももはや実質無料だよー!!

なお山形県立博物館は霞城公園内にあります。霞城公園には桜の木が沢山あるのでお花見シーズンはきっと圧巻。もちろんそれ以外のシーズンでも晴れた日にはお散歩に来たくなる場所です。

歩いているだけでも気持ちいい。黄色いのはタンポポ。すげー生えててナウシカみたいでした。

山形県内の方も、県外の方も、次のお休みはぜひ山形県立博物館へ。
長澤先生、瀬戸先生、本当にありがとうございました!


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