本のあて。

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本のあて。

本とお酒が大好きです! フリーランスの書籍編集者【編集長】とフリーランスの営業マン【営業部長】が新しい読書の魅力を発信します。

マガジン

  • 編集先記 -今、本を作っています。-

    普段はフリーランスの編集者として本を作っている【編集長】による、編集後記ならぬ編集「先」記。あまり表に出ない本づくりの様子を気ままに記します。

  • 標本バカ -外伝-

    国立科学博物館の「標本バカ」こと川田伸一郎先生による新連載! 標本づくりのこと、専門のモグラのこと、展示のこと、本のこと、標本バカな日常のことを不定期で配信します。

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はじめまして、「本のあて。」です。

はじめまして、「本のあて。」です。 「本を作りたい人」と「本を売りたい人」である本好きの2人が、 あんな本が欲しい、こんなイベント面白そうと語らううちに、 noteを始めることになりました。 旨い酒があれば旨いあてが欲しくなるように、 大好きな本をもっと楽しみたいと思ったとき、 あてにしてもらえる存在になれるよう、 そして、本好きの輪がもっともっと広がるよう、 これから「本」をキーワードに様々な情報を発信してまいります。 具体的には、本の紹介や、刊行イベントの企画&レポ

    • 【編集先記に同行してみた件】進化した福井県立恐竜博物館こんなところもすごいぜvol.3

      こんにちは。営業部長です! 某出版社から刊行予定の某化石案内本の取材にいくという編集長に同行し、 福井県立恐竜博物館に来ています。 こちらは、 【編集先記に同行してみた件】進化した福井県立恐竜博物館こんなところもすごいぜvol.2 の続きです。 vol.1も読んでくれる? アナタ、いい人ですね。。 編集長Ver.もよろしくお願いします! vol.1 【編集先記】進化した福井県立恐竜博物館がとんでもなかったので聞いてほしい vol.1 vol.2 【編集先記】進化した福

      • 【編集先記に同行してみた件】進化した福井県立恐竜博物館こんなところもすごいぜvol.2

        こんにちは。営業部長です! 某出版社から刊行予定の某化石案内本の取材にいくという編集長に同行し、 福井県立恐竜博物館に来ています。 こちらは、 【編集先記に同行してみた件】進化した福井県立恐竜博物館こんなところもすごいぜvol.1 の続きです。 編集長Ver.はこちら! vol.1 【編集先記】進化した福井県立恐竜博物館がとんでもなかったので聞いてほしい vol.1 vol.2 【編集先記】進化した福井県立恐竜博物館がとんでもなかったので聞いてほしい vol.2 v

        • 動物が好きだからこそ、向き合わなければならない「死」のこと

          こんにちは、編集長です。 12月に編集を担当した本が出版されます。 『死んだ動物の体の中で起こっていたこと』 今は無事校了し、刷り上がり待つばかり。 緊張続きの本づくりの中で、ふとひと息つける瞬間でもあり、もっともソワソワする時間でもあります。 *** 話は2年とちょっと前に遡ります。 時間さえあれば博物館や動物園や水族館で過ごすのが当たり前だった私の日常は、得体の知れないウイルスによって突如失われ、鬱々とした気持ちを抱えながら日々をやり過ごしていました。 そんな

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        はじめまして、「本のあて。」です。

        • 【編集先記に同行してみた件】進化した福井県立恐竜博物館こんなところもすごいぜvol.3

        • 【編集先記に同行してみた件】進化した福井県立恐竜博物館こんなところもすごいぜvol.2

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          【編集先記に同行してみた件】進化した福井県立恐竜博物館こんなところもすごいぜvol.1

          編集長から、現在とある本を作っており、その本を完成させるために全国の博物館・科学館に取材に行っていると聞いた私。 取材旅行だってェーーー⁉ 同行したい! ということで、こちらは同行した営業部長編です。 編集長Ver.を読んでからこちらを読むもよし。 こちらを読んでから編集長Ver.を読むもよし。 いったりきたりお楽しみください! 編集長のvol.1はこちら 【編集先記】進化した福井県立恐竜博物館がとんでもなかったので聞いてほしい vol.1 編集長のvol.2はこちら

          【編集先記に同行してみた件】進化した福井県立恐竜博物館こんなところもすごいぜvol.1

          【編集先記】進化した福井県立恐竜博物館がとんでもなかったので聞いてほしい vol.3

          こんにちは。編集長です。 某出版社から刊行予定の某化石案内本の取材のため、福井県立恐竜博物館を訪れました。 進化した福井県立恐竜博物館がとんでもなかったので聞いてほしい vol.2の続きからお届けします。 vol.1も読む *** 日本が誇る福井の恐竜たち 福井が恐竜王国と呼ばれる所以、それが、ここに展示されている恐竜たちです。 福井では1989年から続く恐竜化石調査から、これまでに、 ・日本で初めて学名がついた肉食恐竜フクイラプトル、 ・テリジノサウルス類の

          【編集先記】進化した福井県立恐竜博物館がとんでもなかったので聞いてほしい vol.3

          【編集先記】進化した福井県立恐竜博物館がとんでもなかったので聞いてほしい vol.2

          こんにちは。編集長です。 某出版社から刊行予定の某化石案内本の取材のため、福井県立恐竜博物館を訪れました。 進化した福井県立恐竜博物館がとんでもなかったので聞いてほしい vol.1の続きからお届けします。 *** 9割実物 vol.1の最後に、「絶対に見逃してはいけないヤバイ恐竜化石がある」とお伝えしましたが、早速そのヤバイ恐竜化石をご紹介していきましょう。 まずはこちらを見てください。 見渡す限り立派な恐竜骨格が並ぶフロアに、ひときわ目を引く大迫力の恐竜。 カマ

          【編集先記】進化した福井県立恐竜博物館がとんでもなかったので聞いてほしい vol.2

          【編集先記】進化した福井県立恐竜博物館がとんでもなかったので聞いてほしい vol.1

          ご無沙汰しております、編集長です。 光陰矢の如しという言葉がことさらに染みる11月半ば。皆様いかがお過ごしでしょうか。 春から続いた某化石案内本の取材(詳しくはこちら)もラストスパート。 今回はついにッ! あの恐竜王国の館へッ! 行ってまいりましたッッ!! 福井県立恐竜博物館!!! 「恐竜」を冠した国内最大級の地質・古生物博物館として、2000年にオープンした福井県立恐竜博物館。2023年夏、開館以来初となる本格的な改修を経て、リニューアルオープンしました。 パワー

          【編集先記】進化した福井県立恐竜博物館がとんでもなかったので聞いてほしい vol.1

          「化石のマーケット」という名の大人の文化祭

          こんにちは、営業部長です。 11月4日、5日に TCA東京ECO動物海洋専門学校 第3校舎(恐竜校舎ダイナソーミュージアム) にて開催された「第3回 化石のマーケット」に、 本のあて。としてブース出展をしてきました! 「化石のマーケット」は化石を身近に感じる為の新しいイベントとして、 今年で3回目の開催。 化石販売業者や古生物をモチーフにしたグッズのハンドメイド作家、アーティスト、恐竜や鉱物等の関連書籍を扱う出版社などがブースを出し、またTCA東京ECO動物海洋専門学校(

          「化石のマーケット」という名の大人の文化祭

          アズマヤを作っている時、彼は楽しんでいるのかもしれない。

          こんにちは、営業部長です。 2023年8月27日に編集長に誘ってもらい『ニワシドリのひみつをもとめて』トークショーに行ってきました! イベント会場は、東京は神保町にある子どもの本専門店ブックハウスカフェ。こちらは本屋さんとしての営業は勿論なのですが、カフェスペースのほかにミニ画廊、イベントスペースもあり、いつもとても賑やかです。 今回は7月に発売された、絵本作家・鈴木まもるさんの『ニワシドリのひみつをもとめて ものづくりする鳥のふしぎをさぐる旅』(理論社)の刊行記念トーク

          アズマヤを作っている時、彼は楽しんでいるのかもしれない。

          【編集先記】驚異と癒しの圧倒的アンモナイト空間!三笠市立博物館編vol.2

          こんにちは。編集長です。 某出版社から刊行予定の某化石案内本の取材のため、三笠市立博物館を訪れました。 驚異と癒しの圧倒的アンモナイト空間!三笠市立博物館編vol.1の続きからお届けします。 *** アンモナイトの歴史 ここは日本一のアンモナイト博物館。大きいものだけでなく、小さいものも、形の変わったものも、北海道産を中心に約190種600点のアンモナイトが展示されています。 (ちなみにこのフロア全体の化石の展示数は約1000点。つまりアンモナイトだけで6割!) と

          【編集先記】驚異と癒しの圧倒的アンモナイト空間!三笠市立博物館編vol.2

          【編集先記】驚異と癒しの圧倒的アンモナイト空間!三笠市立博物館編vol.1

          夏だ!化石だ! 化石ラバーの皆さま、元気ですかっ!! 某出版社から刊行予定の某化石案内本を作るため、相変わらず全国の博物館をまわっている編集長です(詳しくはこちらを)。 毎日暑いですね。 なので今回は、涼しい記事をお届けしたいと思います。 訪れたのはこちら。 北海道の三笠市立博物館! 建物天井を突き破って2体の海棲爬虫類が出迎えてくれる三笠市立博物館は、「アンモナイト博物館」の異名をもつアンモナイトだらけの博物館(つまり喰われている方が主役)です。一歩足を踏み入れると

          【編集先記】驚異と癒しの圧倒的アンモナイト空間!三笠市立博物館編vol.1

          【イベントレポ】「伝説の古生物学習まんが」を語りつくす!第2部

          「まんが 伝説の化石ハンター」シリーズ最新刊『まぼろしのくびながりゅう』(理論社)の発売を記念し、5月19日にオンライントークイベントが開催されました。 監修を務めた国立科学博物館の木村由莉先生、作者であるまんが家の吉川豊先生、そして声優界きっての恐竜好きであり旧シリーズからの大ファンである新田恵海さんによる古生物愛溢れるトークの模様を、第1部・第2部に分けてお届けします。 <第1部:木村由莉先生が明かす復刊版の監修秘話 & 吉川豊先生に聞くまんが誕生秘話>を読む 〜〜〜

          【イベントレポ】「伝説の古生物学習まんが」を語りつくす!第2部

          【イベントレポ】「伝説の古生物学習まんが」を語りつくす!第1部

          多くの古生物ファンを生んだ、伝説の学習まんがをご存知でしょうか? 1988年から1990年代にかけて刊行された、全10冊からなる「まんが 化石動物記」シリーズ(理論社)です。 小学生のヒロキと姉のユミ、そして彼らが慕う国立科学博物館の先生が「歴史探偵」に扮して化石の謎に迫る物語に、日本中の子供たちが熱狂しました。 そして30年以上の時を経て、このうちの3冊が「まんが 伝説の化石ハンター」シリーズとして復活! その最新刊である『まぼろしのくびながりゅう』の刊行を記念し、復刊の発

          【イベントレポ】「伝説の古生物学習まんが」を語りつくす!第1部

          【標本バカ-外伝-】カタニアさんとモグラ (後編)

          国立科学博物館の「標本バカ」こと川田伸一郎先生による新連載! 標本づくりのこと、専門のモグラのこと、展示のこと、本のこと、標本バカな日常のことを不定期で配信します。 今回は『カタニア先生は、キモい生きものに夢中!』のおはなし後半戦。 (絵 浅野文彦 / 題字 川田吉永) カタニアさんとモグラ(前編)を読む このモグラがどう獲物を捜索するかを確かめるため、 彼はモグラの鼻の穴を片方だけ塞いだ。 カタニアさんの実験アイデア  科博で来館者に向けてトークをする機会が、年に

          【標本バカ-外伝-】カタニアさんとモグラ (後編)

          【標本バカ-外伝-】カタニアさんとモグラ (前編)

          ⚫︎はじめに⚫︎ 国立科学博物館の「標本バカ」こと川田伸一郎先生による新連載がスタートしました! 標本づくりのこと、専門のモグラのこと、展示のこと、本のこと、標本バカな日常のことを不定期で配信します。 記念すべき第1回目は『カタニア先生は、キモい生きものに夢中!』のおはなし。 (絵 浅野文彦 /題字 川田吉永) 彼が飼育していたホシバナモグラを見た時の感動は忘れられない。 カタニアさんとの出会い  昨年の夏のこと。とある出版社から献本が届いた。何だろうと開けてみると、

          【標本バカ-外伝-】カタニアさんとモグラ (前編)