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ティラノサウルスがどのように“今の姿”になったか、知ってるかい?


こんにちは、編集長です。
近ごろ本業のご報告ばかりで恐縮ですが、、、

本日7月26日、編集を担当した『ずかん 古生物のりれきしょ』が発売されます!

ずかん 古生物のりれきしょ


7月22日発売の『ずかん ハチのおしごと』と同じ、技術評論社の〈ずかんシリーズ〉からの最新刊です。

この2つの企画は、私が会社を辞めて独立後間もなくスタートしたものなのですが、「おしごと」やら「りれきしょ」やら、図らずも当時の私の心情を反映しているかのようなタイトルになっていることに今更ながら気づき、なんだろう、恥ずかしい。

まあ、そんな個人的なことはさておき、本のタイトルとしては我ながらとても優秀だと思っております!
よろしくお願いします!!

🦣

『ずかん 古生物のりれきしょ』は、現在知られている古生物たちが、
どんなふうに発見されて、
どんなふうに研究されて、
どんな復元の変遷を経て、
どんなことがわかってきたのか、
そしてかつての地球で彼らはどんなふうに暮らしていたのか、
どんな祖先からどんな進化を遂げたのか、

そういった「履歴」をたくさんのイラストとともにまとめた本です。
著者は数々の古生物本を書かれているライターの土屋健さん、イラストは土屋香さん。
監修は『おせっかいな化石案内』の著者でもある芝原暁彦先生。

古生物の本ってたくさんありますが、どんな生き物だったかを紹介する本は数あれど、どんな生き物だったかを解き明かすに至る研究の中身まで詳しく取り上げてまとめた本って、ありませんでしたよね。

でも、古生物学の醍醐味って、実はそこにあるのですよ! みなさん!!

化石は完全体で見つかることはほぼほぼありません。
その不完全な化石から、いきなり、誰もが知るあのティラノサウルスの姿になるはずはないのですから!!!

ティラノサウルスページ

そして、研究が進むほどに姿も変われば生態も変わっていく
今知られていることも、数年後にはひっくり返っている可能性もあるっていうんだから、本当に面白い。

このずかんシリーズ、子供向けではあるのですが、内容はガチガチのガチなので、もういい大人のみなさんにもおすすめです。


🦣

ここで一つこぼれ話を。

「古生物のりれきしょ」は完全にタイトル先行の企画だったのですが、当初は実際の履歴書を模したデザインにしようとしておりまして。
その際に私が提案したラフがこちら↓

アノマロカリスページ、ラフ最初期


で、紆余曲折を経て完成したのがこちら。

アノマロカリスページ、実物

別モノ!!!

さっっっすがプロのお仕事です。
本書のデザインを手掛けたのは、KIYO DESIGNの清原一隆さん。
『ずかん ハチのおしごと』でもお世話になりました。
そう、この時期、刊行が重なってヒイヒイ言っていたのは私だけでなく、清原さんもなのです。むしろ清原さんです。
一緒に戦ってくださってありがとうございました。

🦣

『ずかん 古生物のりれきしょ』は本日7月26日発売。
ぜひ、お手にとってみてください。夏休みの自由研究にもピッタリなのでは!?

🐝

ずかん ハチのおしごと

⛏️

おせっかいな化石案内


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