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「経験に与える意味」No.10

ベストセラーになった「嫌われる勇気」を読み返しています。

あのフロイト、ユングに並ぶ、心理学の三大巨頭と称されるアドラーの考え方をわかりやすく記してくれたストーリー仕立ての書物。

いろいろ気になるフレーズがあって、なかなか先に進まないのが困るのですが、いくつもの「あたりまえ」が崩されていく様は、まるで手品のようです。

いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない。

自分の経験によって決定されるのではなく、「経験に与える意味」によって決定される…。

なるほど、確かに、同じような体験、経験をした人が皆同じような人生を歩むかといえば、決してそうではありません。

過去の経験に「どのような意味を与えるか」によって自らの生を決定しているとする、アドラーの教えには思わず唸ってしまいます。

人生とは誰かに与えられるものではなく、自ら選択するものであり、自分がどう生きるかを選ぶのは自分なのだ…。

アドラーはこう言い切るのです。

問題は、何があったか?ではなく、どう解釈したか?である…。

その解釈こそが、人生をバラ色にするか、灰色にするかの分水嶺なんですね。

さらに、大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかだと言われると、人生を前向きに生きるための極意としか言いようがありませんね…!

経験にどのような意味を与えるか?それをベースに生きることこそ、まさに自身の人生を生き切ることなのかなって思います。

感謝

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