日本人の口によく合う!上海名物料理「四喜烤麸」を作ろう
烤麸(カオフー)は、中華料理の中でも特に上海料理で親しまれている、グルテンを主原料とした食材です。日本ではあまり馴染まない食材ですが、実は日本の生麩に似ており、精進料理や肉の代わりに使われています。
烤麸はスポンジのような独特の食感が特徴で、煮込み料理や和え物に最適です。精進料理にも使われていることで、高タンパクで低脂肪の食材でもありますね。
今回手に入れた商品は、行きつけの中華物産店で購入した冷凍の商品です。
大きい塊になっているため、解凍して小さい四角形を切ってから使いやすいでしょう。
烤麸は小麦グルテンの生地を発酵させて蒸したもので下処理しないと酸味が残って味に影響が出ますから、下処理をきちんとしましょう!
1、 まずは沸かしたお湯の中で3分くらい茹でます。
2、 お水で洗い、烤麸の水分を絞り出します。何回もやり繰りをします。
3、 匂いがなくなったら、完全に水分を絞り出します。他の材料を用意します。今回は以下の材料を用意しました:椎茸、キクラゲ、ネギ十三香(中華スパイスミックス)氷砂糖:3個醤油:大さじ2砂糖:大さじ1水:200mlごま油:少々
★作り方:
まずは烤麸を揚げます:
1、大きな鍋に油を熱する: たっぷりの油を鍋に入れて、中火で熱します。油の温度が高くなるまで待ちます(170〜180°C程度が理想です)。
2、烤麸を鍋に入れて、金黄色になるまで揚げます。揚げる際は、烤麸が油に浮かぶようにし、均等に色がつくように時々混ぜます。
3、取り出す: 烤麸がきれいな金黄色になったら、油から取り出して、キッチンペーパーで余分な油を切ります。
次は煮込みます:
1、鍋に少し油を残しておきます。
2、香菇と黒木耳を炒めます。
3、調味料を加える: 十三香(スパイスミックス)と醤油、氷砂糖を加えます。
4、ここではポイントです、お水ではなくぬるま湯を加えて、全体をよく混ぜます。
5、烤麸を加える: 烤麸を加え、水の量が食材とほぼ同じになるようにします。
6、煮込む: 水分が減って、汁のとろみがつくまで煮込みます。
仕上げ: 最後に鶏ガラスープの素を加え、ごま油をかけて香りをつけます。少し冷ましてからお皿に盛り付けます。
この烤麸の煮込み料理は、ご飯との相性が抜群で、お弁当のおかずにもぴったりです。お箸は止まらなくなります!