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これだけは知っておきたい皮膚障害の病態と回復過程
損傷メカニズム①損傷メカニズム
・病態 皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層からなる。皮膚の機能としては、感覚器としての作用、体表の保護、排泄作用(汗)、体温調節、栄養分の貯蔵などがある。 皮膚・皮下組織の損傷は、創傷と言われる。「創」と「傷」は異なる損傷のタイプの総称として使用される。「創」は、皮膚の連続性が破綻した状態を指し、「傷」は、皮膚の連続性は保たれた損傷で皮膚の破綻を伴わない状態と定義
腱障害を見る上でこれだけは知っておきたい病態と回復過程
病態モデル
腱損傷は、スポーツ外傷のほか筋の退行性変性、リウマチ、変形性関節症、骨折などによって生じる。腱障害の本質は炎症やコラーゲン断裂ではなく、力学ストレスに対する腱細胞の反応によるホメオスタシスの破壊にあるとされる。また、腱障害の病態には「反応性変化」「修復不全」「変性」の三つの段階が連続的に存在する。
・反応性変化
急激な力学ストレスの付与に伴って起こる非炎症性反応のことを指す。腱
運動負荷と体の耐用能から見る障害発生原因と軟部組織障害のリハビリテーション
Load&capacity modelどの組織にも、日常生活やスポーツを通じてかかる負荷に痛みや障害が耐えられる範囲がある。
→負荷耐容能
・負荷の増減
柔軟性、筋力、運動強度、動作、アライメントなど
・負荷耐容能を左右する要因
年齢、栄養、既往歴、睡眠、心理的ストレスなど
運動器疾患の発生は、組織にかかった負荷と組織の負荷耐容能のインバランスが原因であるといえる。
施術・リハビリ前の問診の進め方と組織の鑑別 。治療対象となる組織を見分けるには?
問診①性・年齢・職業
②主訴及び初発症状の内容とその時期
③発病の様式
特発性、急性、徐々、発作性あるいは周期性、患者の気付く誘因もしくは原因、全身症状
④症状発現の順序
⑤経過
悪化、停滞性、改善、寛解または増悪、反復
⑥家族性、遺伝性の有無
⑦既往歴
必要があれば以下も
利き手、頭痛、嘔吐、めまい、耳鳴り、難聴、視力障害、痙攣、意識障害、言語及び嚥下障害性格変化、膀胱・直腸障害、疼痛、異