あなたがいてくれたから。
こんにちは。わくさんです。
ゴールデンウィークはゆっくり過ごせましたでしょうか。
先日、NHKの「プロフェッショナル〜仕事の流儀」という番組にて、俳優の小栗旬さんが出演されておりプロフェッショナルとは「恩返し」と仰っていました。自分のためじゃなく、誰かのために尽くせるって素敵な想いだなと感動しました。
さて今日は、僕ががんばれる理由について、書きます。
タイトルの「あなたがいてくれたから。」は僕が一番どん底で辛かった時、お客様から頂いた言葉です。今でも忘れられない心のお守りです。
これだけ環境の変化が激しいと、外的要因にブレたり、負けそうな時があります。ただ、自分ががんばれる理由を明確にしておくと、迷いにくくなります。僕の経験と気づきを書きますが、あなたの中にもきっとあるはずです。見つかるヒントになれば嬉しいです。
僕ががんばれる理由は、『お客様の笑顔です。』
お客様に役に立ちたいという想いが、動き出すモチベーションになります。
役に立てたかどうかで、自分の存在意味や価値が決まると思っています。
僕はコーチングや企業コンサルティングなど無形商材を扱っています。商品は自分自身です。もちろん自分の価値観や夢があります。その信念をもってお客様の役に立ちたいと思えるとパワーが湧いてきます。
僕にはそう思うようになった体験があります。
社会人になり転職2社目。人材育成コンサルティング会社時代。
転職して数年が経過し、営業で少しずつ成果が出始めた頃でした。
当時ある先輩の紹介で、東証一部上場企業を急に任されました。
そのお客様の期待や基準は大変厳しかったです。
提案書、プログラム資料など提出物に対して毎回「ダメ出し」。
今までのレベルでは通用しませんでした。
当時紹介してくれた先輩を、お客様は信頼しており、
任されたと言っても常にお客様は先輩を頼り、僕は「できない営業マン」でした。
お客様は人事歴20年のベテランの方でした。社員教育に拘りと誇りをもたれていたので、その基準で僕と向き合っていらっしゃったのです。
そのお客様の案件(若手向け人材育成研修)実施まで残り1ヶ月。
準備も大詰めに差し掛かった頃、先輩が別案件で長期出張となりしばらく連絡がつかない期間ができてしまい、僕一人でお客様対応をすることになりました。案件実施に向け各種準備を進めます。案の定、毎回やり直し、MTGは永遠と続き繰り返され、休日も対応していました。
人材育成コンサルティング会社はベンチャー企業でしたので、
全て自分でやり抜くしかありません。逃げ場もありません。
・なんでここまでやらなきゃいけないんだ。
・この案件を実施しても売上金額はたかが知れてる。
・でも逃げたくない。
・「やっぱ先輩がいないのダメですね」と言われたくない。
夢の中でその担当者が出てうなされてきた時もありました。
かなり極限状態だったと思います。
負けたくない。
認められたい。
なんとか期待に応えたい。
そんな想いから、僕は細かく報連相をお客様に行い、
一つ一つ。確実に解決していきました。
すると少しずつ。
お客様がどこを気にされるかわかるようになり、
最後の最後は、対応がスムーズになりました。
お客様からとの細かな詰めは研修前日まで行いました。
状況は上司に伝え、社内メンバーの協力も仰ぎ、なんとか形に。
研修は大成功に終わりました。
翌日、お客様から僕に電話が。
「正直申し上げまして、
御社のご提出される資料のクオリティでは、
御社を諦めるという選択肢も社内であがっていました。
しかし、私は諦めず踏みとどまることができました。
むしろ期待を持てました。それは、あなたがいてくれたからです。
あなたが逃げずに最後までやり遂げてくれたからです。
素晴らしい営業マンだと思います。これからも弊社を
どうぞ、よろしくお願いいたします。」
最初は何をいわれたのか、頭が真っ白でした。
ただ時間と共に、社内に報告して少しずつ実感が持てました。
自分がやっていたことは無駄じゃなかったんだ。
がんばって良かった。とにかくお客様が喜んでくれて。
お客様と最初お会いした時の、僕への冷ややかなコメントから、
お電話で頂いた温かく、背筋が伸びるコメント。
がんばって本当に本当に良かった。
逃げずに最後までやり抜く。
お客様に自分ができる最大限の努力をする。
そう決めました。
頑張ることは当たり前。
成果や自分の価値は、相手の期待をどれかけ超えられるかにかかっている。一番の学びでした。
そこに向け、がんばる自分に誇りを持とうと決めました。
あなたもきっと過去頑張った経験、やり遂げた経験の中で、
がんばれる理由があるはずです。迷った時は思い出してみてくださいね。
編集後記:
小栗旬さんの特集で日課が腹筋400回とあり頑張ってみましたが、100回が限界でした。でも継続ってかっこいいなと思いました(笑)
最後まで読んでいただき有り難うございました。
僕は「心の弱さを力に変える力を手に入れて、自分らしい人生を歩んでほしい。」そんな想いでnoteや、Twitterを発信しています。(@lifemission_kk)
目指したい社会は、「自己信頼と他者へ尊敬する心を育み、思いやる社会作り」です。ありたい姿に向かって活動しています。主には、ブレない軸を作る1on1プログラムや、国内や、グローバル企業の人材育成コンサルティングです。「いいね」をいただけるだけで執筆の励みになります。これからもお役に立てるよう頑張りますので、よろしくお願いいたします。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?