作品には手垢が残る. 魂なのか,霊なのか.
今日はちょっと曲の話を. Adriana Grande (アリアナ グランデ) について.
数年前にアジアでパフォーマンスツアーをしていた時, たまたま聴いたアリアナ・グランデの曲を思い出す.
アルバムの完成度
アルバムの完成度も素晴らしいのだけど, まぁ驚いたのは“7rings ”の名曲“ My favorite things “ をなぞり単語をスタッカートのようにフロウでキメている点.
そして, 何より僕にとっても思い出深い”thank u, next”.
最初聞いた時はてっきりPop artist特有のプライベートをアイロニカルな歌詞に乗せてキャッチーなメロディーとリズムに落とし込んでいるだけかと思ったのだけど, バスの中で聴いている時なんだか違和感を感じた.
あっさりした曲なのに歌ってる彼女から感じる何か呻きのような.
その違和感をなんと言えばいいのか,上手い例えが思い浮かばないのだけど何となく語れるのは, 身体は前を向いて歩いているのだけど心には重い岩のようなものが繋がっていて...
違和感を探って
僕は「この子抱えてるな。」と呟いたのを覚えていて(ポップスターって大変ですよね), でもまさか本当に抱えてるとはこの時思いもしなかったわけで.
もちろん, Mac Millerが亡くなったのも後から知った.
それで気になったわけだ. この曲を書いたのはいつだろうか?と.
Thank u, next とMac millerと
曲は, October 10-11 に書かれている.
Mac millerが死去したのはこの年のSeptember 7.
ちなみ“Thank you, Next!!“ はご存知の通りスーパーやストアの店員がよく言うベルトコンベアーのような潔く捌くあのいい口だ. 要するに「はい, 次の方ー。」ってやつ.
てっきり「サンクス.元カレ, 私は次へ進むわ. 貴方には色々教わったけど振り返ってなんてられないのよ!」って偽りのなく, かっこよくて潔い感じかと思ってたのだけど, Max miller の故郷でライブしたアリアナの映像を見た時, この違和感の正体が分かった. (個人的見解です)
以下にも.
https://nme-jp.com/news/74517/
一個人としての幸せを.
Ariana Grande は強い女性だと思う. だからこそ今回の結婚の話. 芸能人のゴシップにはあまり興味がないのだけど, こればっかりは目頭が熱くなった.
ファンではないが, 一個人としても幸せになって欲しいと思ったのだ.
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