マーク with モラル

突然ですが

このマーク
そして

このマーク。
何処かで見たことありませんか?
ないと仰る方は公共機関を全然利用されない方ぐらいでしょうか。

上記の白い十字は
ヘルプマークといって
東京都福祉保健局のサイトでは

 義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。

と記載されています。

では2番目のマタニティーマーク
とはなにかと言いますと

厚生労働省雇用均等・児童家庭局母子保健課が
施行したもので

使用規定上には

妊産婦が交通機関等を利用する際に身に付け、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするものである。さらに、交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、 その取組や呼びかけ文を付してポスター等として掲示し、妊産婦にやさしい環境 づくりを推進するものである。

と記載されている。

しかしここ数年、このマークが持つ意味とは異なる事が起きている。
つい最近では、当たり屋がマークを持つ人をめがけてぶつかってきたり、妬んだ発言を言い放ち去っていくなどといった非常に悲しい事が実際に起きている。

逆も然りで、
マークを権威的に振るうこともあるそうだ。

一体何のための印なのだろうか。
その存在意義とは。

被害者からしたら、そんな事は理解の範疇を超え憤りを覚えるだろう。

ただ、毎回思うのだけれど。
なんでそんな事をせざるを得ないんだ。
どうしてその“行為”を選んだ?

誰だって誰かを傷つけたくて生まれてきたわけじゃない。

けれど彼らがそうせざるを得ない環境の中にて
抜け出せなかった事が悲しい。

どうして人の不幸が
自分の幸せなんて。

そんな世界は、昨日まででいい。常に。
そうであってほしい。

そう願う、5月最後の木曜日。

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