大人の心の処方箋。絵本「100万回生きたねこ」は夫婦喧嘩の後にも効くかも。
こんにちは。
毎週、絵本の紹介をしております。
今日は、大人の心の処方箋に。
「100万回生きたねこ」のご紹介です。
100万回生きたねこ
100万年も しなない ねこが いました。
100万回も しんで、100万回も 生きたのです。
りっぱな とらねこでした。
100万人の人が、そのねこをかわいがり、
100万人の人が、そのねこが しんだとき なきました。
ねこは、1回も なきませんでした。
それぞれの時代、それぞれの場所で100万回生きたねこ。
あるときは王様のねこで、あるときは船乗りのねこで、あるときはサーカスの手品使いのねこで・・。
飼い主の生きた世界は様々で、生き方もまるで違います。
でも、どんな飼い主でも、ねこが死んだとき、飼い主は泣きました。
ねこは愛されていたのです。
だけどねこは決して泣きませんでした。
ねこは、死ぬことなんか平気でした。
野良ねこに生まれ変わり、たった一匹の白いねこと出会うまでは。
といったお話。大人気のロングセラー絵本です。
子どもももちろん楽しめますが、深い物語なので、大人が何度も読み返したくなる魅力があります。
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私はこの絵本で好きな場面があります。
とらねこが白いねこに
「そばにいても いいかい」ときく場面です。
白いねこと出会ったとらねこは、最初は100万回生きた自分の人生を語って、白いねこの関心をひこうとします。
でも、ある時、自慢話をやめて、そっと白いねこに、たずねるのです。
「そばにいても いいかい」
このシンプルな言葉が好きです。
ただ白いねこと寄り添いたい。そう思って、心を開いて出た言葉。
愛情について、考えさせられる本です。
まだ読まれてない方はぜひ、読んでみてくださいね。
個人的には、夫婦喧嘩の後にオススメします、笑。
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さて、余談ですが、今週はバレンタインですね。
我が家は毎年、娘とガトーショコラを作って、夫にプレゼントしています。
ほとんどの家事が好きでも得意でもない私にとって、
唯一「得意かも」と思えるのが、このガトーショコラ作り。
なのに、バレンタインを前にした一昨日、夫とちょっとした諍いになり。
こんな時に、チョコの材料を買うのもなんか悔しい。
でも毎年恒例のイベントを一時の痴話げんかでスルーするのも娘に悪い。
モヤモヤしていました。
そんな時に、ふとnoteを見たら、
前回の過去記事をきいすさんが、オススメしてくださいました!!
嬉しくて、モヤモヤが吹き飛びました。ありがとうございます!(泣)
そして、ふと、この絵本「100万回生きたねこ」がデジャヴとして蘇ってきたのです。
なんか、絵本も小説も、ふとした瞬間に蘇ってくる感覚がいいですよね。
今回は、とらねこに免じて、まあいっか。
気を取り直して、週末は娘と仲良く、ガトーショコラ作りに励みたいと思います。
皆様もよい週末をお過ごしください。
それでは今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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