今年試したいこと(養蜂技術)

西洋ミツバチを飼育する時には巣礎と言う蜜ロウ(巣を溶かしてロウだけに精製したもの)の板を使用します。
この巣礎には作らせたい大きさの巣穴の型が一面についていて、昔どっかの研究者の人がたくさんハチミツを採るために自然巣よりも少し大きな穴になるように計算して、巣穴の大きさを規定しています。
この巣礎を使えば巣穴の大きさは決まった大きさにできるし、ミツバチにとっても土台があるので巣穴を作るのに効率的と言う考え方です。また、巣穴の大きさで働き蜂かオス蜂のどちらの卵を女王蜂が産むか決まる為、巣礎を使うことで強制的に働き蜂を産ませることが出来る。オス蜂は全く働かないのでハチミツを生産する上では、やっかいもので少ないほうがよいので都合がよい。自生の蜂では3割くらいがオス蜂になるように巣穴が構成されるらしいので、その分オス蜂にムダ飯(ハチミツ)を食べられることになります。

さて、効率的にハチミツをたくさん採るために使用している巣礎だが、使用しない方が良いと主張している人がいるそうだ。
まとめると、蜂に自然に巣を作らせた方が
・蜂にストレスがかからない。
・ダニへの耐性が強くなる。
・ハチミツがたくさん採れる。
と言うことらしい。

あれ?3つ目たくさんハチミツを採るための巣礎を使用しない方がハチミツが採れる?
ダニも、もっとも寄生するオス蜂の蛹は、巣礎以外の場所で作られることが多いので、自然の大きさと言えるんでないのかな?とも思えます。

頭で考えると矛盾のあるこの方法は、巣は採蜜したら捨てるので、衛生的にはよく病気にはなりずらそうなのはメリットです。
また、蜂が自分に必要な大きさの巣を作ると言う観点では管理不行き届きになってダニが増えると言う事態を回避出来るのかもしれません。

半信半疑ですが、一群他の群と離れたところで試してみたいと思っています。

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