経歴が超エリートな政治家を信用できない〜一般市民の気持ちが分かるのか〜

※本記事の内容は、あくまでも個人的な意見です。特定の政治家に対する悪口ではないため、ご留意ください。

9月に自民党総裁選が行われるということで、
ここ1週間、ニュースでは総裁選の話題で持ち切り。
候補者は11人いて、40代の若手は2人。
小泉進次郎氏と小林鷹之氏。

小林氏のことを知らなかったため、経歴を調べてみたが
世間の皆様が羨ましがるようなキャリアを歩んでいる。
超がつくほどのエリートです。

開成高校卒、東大法学部卒、大蔵省(現:財務省)入省、ハーバード大留学。身長が187センチで細身。中高時代はバスケ部。東大ではボート部。
しかも、ただの東大卒ではない。
彼は1974年生の団塊ジュニア&就職氷河期世代。
すなわち、同級生の人数が多い中、受験競争や就職競争を勝ち抜いた。
しかも、ただの団塊ジュニアでもない。
受験で1浪、大学4年で1留していて、99年に入省しているため、
就職活動では超氷河期世代にあたる。
就職までの経歴が氷河期の中でも1番悲惨な部類に当たるけど、
見事に到達困難なポジションを手にしている。

親が政治家で2世・3世ではない。小林氏自身は「普通のサラリーマン家庭出身」とコメントしている。

普通の家庭から努力して、今のポジションに辿り着いたと言いたいのだろう。確かに、政治家は誰かのコネを使って成り上がる人が多い。
コネ要素が薄い分、クリーンな政治に期待できる。

ただ、努力が実って勝ち抜いた人が、一般市民の気持ちが果たして分かるのかと。
努力しているけれど、生活が苦しい人たちにどんなメリットをもたらしてくれるのかと。格差の拡大を推し進めてしまうのではないか。

新自由主義の価値観のもと、貧困や落ちこぼれは自己責任という風潮がさらに広まらないか心配。
新自由主義自体が悪者ではないけれど、改革する必要の無い物事も改革しますからね。郵政民営化のように。

エリートは、優秀であるがゆえに、エリートではない立場の感情や価値観が分からない。正直、私は小林氏を信用できない。
そう考えると、世襲の小泉氏の方がまともな政治に取り組んでくれそうです。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?