【書評】1分で話せ — 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術/伊藤羊一
上司や同僚、もしくは部下から「話が長くて分かりにくい」って言われた経験ってないですか?
ぼくもよくベラベラと長々語ってしまうタイプなので、きっと友人からも「あいつは話が長くて嫌だ」と思われているんじゃないかと思っています…。
そんなとき【伝わる話し方】の教材として良いとおすすめされたのが本書です。
ヤフー株式会社の企業内大学(Yahoo!アカデミア)の学長として長年にわたりプレゼン指導をしてきた著者が、培った「シンプルで使い勝手の良いノウハウ」を惜しみなく伝えてくれている書籍になります。
話して伝えるプレゼンだけでなく、メールやブログなど「書いて伝える」ためのロジックにも応用できるので、非常に参考になるんじゃないかなと
\こんな人におすすめ/
✔︎ 上司から「話が長い」と注意される
✔︎ ロジカルトーキングをするのが苦手
✔︎ 伝わるプレゼンスキルを習得したい
こちらの書籍は、耳で聴く読書サービス『Audible』の対象商品です。30日間の無料体験もできるので、ドライブ中や家事をしながら読書をしたい人はこちらも試してみてください!
印象に残った文章紹介します(1分で話せ)
「本書は『伝える力』を世界で一番簡単に習得できることを目指しています」
「そもそも人は相手の話の80%は聞いていない」
「チームの力を最大限活かすためには、自分の主張を相手にしっかり伝え、理解してもらい、動いてもらう力、すなわち『プレゼン力』が必要です。」
「1分で話せるように話を組み立て、伝えよう」
「1分でまとまらない話は、結局何時間かけて話しても伝わらない」
「どんな話でも『1分』で伝えることはできる」
「ピラミッドでロジカルにストーリーを考えよう」
「ロジカルに考えられた正しいことを聞いて理解するだけでは、人は動きません」
【ピラミッドストラクチャー】
話には結論と根拠があり、その結論を一番上に、根拠をその下に並べたもの
☞ 上に1つの結論、下に3つの根拠、その下に実例を挙げるとベスト!
[ 結論 + 根拠 + たとえば ]
【ロジカルなストーリーを考えるヒント】
・前提を聞き手と共有する
・主張(結論)を明確にする
・主張を説明する根拠を複数用意する(できれば3つくらい)
・意味が繋がっているか(「〜だから、〜だ」と読んでチェックする)
【人前で話す時の4つのポイント】
① 視線:しっかりと聞き手を見る
② 手振り:多少、動きをつける
③ 声:相手と対話するように声を届ける
④ 間合い:話の区切りで普段より3秒ほど長く間をとってみる
【プレゼンのフレームワーク】
⒈ SDS
— Summary(まとめ)
— Detail(詳細)
— Summary(まとめ)
⒉ PREP
— Point(主張)
— Reason(根拠)
— Example(例示)
— Point(主張)
⒊ PCSF
— Problem(問題)
— Change(変化)
— Solution(解決策)
— Future(未来)
1分で話せ【書籍情報】
書名:1分で話せ — 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術
著者:伊藤羊一
発売:2018年3月14日
頁数:240ページ
おすすめ度:★★★★☆
【目次】
序章 そもそも「伝える」ために考えておくべきこと
第1章 「伝える」ための基本事項
第2章 1分で伝える ― 左脳が理解するロジックを作る
第3章 相手を迷子にさせないために「スッキリ・カンタン」でいこう
第4章 1分でその気になってもらう ― 右脳を刺激してイメージを想像させよう
第5章 1分で動いてもらう
第6章 「伝え方」のパターンを知っておこう
第7章 実践編
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