『子どもがやらないこと、できないことにも、理由がある。』幼稚園の先生からのメッセージ。
先日、娘の幼稚園で、先生方から、園の保育で大切にしている考え方について、お話がありました。
幼稚園の先生方のお話を聞くときは、
これまでの自分の考えになかったような、持ち帰って心に留めておきたい、振り返って考えたいと思うようなものが、
いつも必ず、いくつもあります。
それぐらい、素敵な幼稚園で、素敵な先生方がいっぱいいらっしゃることが、本当に嬉しいです。
その日も、持って帰ってきたいメッセージが、いくつかありました。
その一つが
です。
大人も子供も、『できること』は、目に見えやすいし、分かりやすいし、本人も周りも嬉しくて喜びに繋がります。
だからどうしても、あれこれできることばかりに、目が行きがちだと思います。
だって、あれもこれもできるようになりたいと思うのは、子供だけではなく、大人になってからも同じですもんね。
…私が欲張りなだけかな?(;^ω^)
とにかく、子育てをする場合において、子供が何かできるようになることは、親としては単純に、嬉しいと感じると思います。
一方で、『できないこと』『やらないこと』は、否定まではしないにせよ、ポジティブよりもネガティブな感情を抱きがちな気がします。
しかし、幼稚園の先生がおっしゃるには、できないこと、やらないことの中にも、お子さんにとっては意味があると考えてほしい、というのです。
確かに考えてみれば…
できることが、その子供の特性や個性を示すのと同じくらい、できないことややらないことも同様なのではないか、と考えさせられました。
例えばものすごく身近な例で言うと、子供が遊びをやめる約束の時間になっても、片付けをしない、という状況の場合。
大人から見ると、ただ遊んでるだけで片付けをサボりたいんだ、って思いがちな気がします。
でも、もしかしたら子供にしてみたら、単純に今の遊びがすごく楽しくてもっと続けたい、という思いがあるかもしれないし、片付けようと思ったけど、どうやって何をどうやってやればいいかわからなくて、結局動けないのかもしれない。
つまり、その『片付けをしない』という行動に対しても必ず理由があるというのです。
私だって、きっと、そうです。
子どもが、やらないことやできないことを、「この子は何何が苦手だから」とか「何回言ってもやらないから」とか、大人はすぐ決めつけてしまう。
運動神経が悪いとか、おしゃべりすぎるとか、サボっているとか、そんなようなこと。
そうやって決めつける方が、楽だし、簡単だから。
だけれども、忙しい中でも、時々子どものできないこと、やらないことの方に向き合い、
と思いを馳せる時間がある、といいのかなと思いました。
それだけでも、もっとお子さんの新しい一面が見えて、もっとお子さんのことを大好きになるんじゃないかなって思うんです。
私も、ついついできることが増えると嬉しくって、そればっかり見てしまうので、
次に子供たちの「できないことやらないこと」に出くわしたら、向き合ってみようと思います。
では、今日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました!
hona
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