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【保育の質向上について考える】保育園は保育士のやりがいを搾取してはならない

こんにちは〜honaです(^^)

今日は、自分の今後のキャリアを考えていて思ったことをひとつ。

それは、「保育園は保育士のやりがいを搾取してはならない」と考えたことについて。

保育士さんの待遇改善が叫ばれて久しいですが、改善されている自治体・施設もあれば、そうでない所もまだまだあるでしょう。

保育士の資格を持っている方は多いけれど、実際に保育士として従事する人は少ない、と保育関係者から伺いました。

つまり、保育に携わりたい!子どもの育ちに関わりたい!と志すも、勤めない人や勤め続けることが出来ない人が大勢いるということです。

その理由にはきっと、従事した分の見返りがない、つまり大変な割にお給料などの待遇が低いという実態やイメージがある、という点が考えられると思っています。

現代の日本では少子高齢化が進んでおり、働き手の確保が待ったなし。子どもを安全に預かってくれる場所があることは社会基盤として非常に重要ですので、保育園は特に都市部ではどんどん増えており、まだ需要に供給が追い付いていない地域もあると想定されます。
(ちなみに、横浜市では整備が必要な地域が公開されていました。↓)

ここで不思議なのが、いま保育園は需要が高まっているはずなのに、供給側の保育士の待遇が悪いという、市場経済で考えると逆行しているという矛盾が生じています。
市場経済であれば以下の通り、需要が高まると供給側の価格が上がるので、共有側が儲かるはずですよね。

はい、分かっています、保育園は市場経済の考えで語るものではないと。
利益を求める企業ではなく、福祉施設です。

理屈は分かります。保育園の収入にあたる部分は、認可の場合はほぼ国・自治体からの補助金で成り立っていて青天井ではないことも存じています。

しかしながら、それこそ一般企業であれば、需要が増えているのに社員の待遇がずっと変わらないというのは、絶対に納得できないと思います。
その結果、

待遇が悪い
→ 保育士の士気が向上しない
→ 保育の質が向上しない
→ 子どもの育ちに悪い影響を与える

と、悪いほうへ転がった場合、結局子どもにしわ寄せがきます。

現状を打破するためにはどうしたらいいか?も考えてみました。

・補助金を増やす
・上記のためにも、政策の変革が急務。高齢の政治家から、子どもへの施策はどしても生まれにくいです。若者が政治を自分事としてとらえて興味を持ち、選挙に行って投票することも非常に重要です。
・保育士の最低賃金を定める(施設によっては、保育士さんへわたるべき補助金を管理職がもらっていることもあると聞く)
・補助金の他にも収入が入るようにする(福祉施設だと難しいか・・・。いっそのこと、福祉施設ではなく教育機関にしてしまうのはどうか。北欧のどこかの国はそう転換したと聞く)
・施設内で出来ることがないか?を考えて実行する(例:残業が発生しないよう業務を効率化、作業分担の見直しなど)

ひよっこの考えすぎてお恥ずかしいですが、ちょっとでも声を上げることが大事かなと思い残しておきます。

一番言いたい事は、タイトル通り、「保育園は保育士のやりがいを搾取してはならない」ということです。
保育士さんが現状の待遇でやってくれるからって、それに甘えていては何も前進しないと思います。すでに、保育の質が確保されない保育所も散見されると考えており、今後の日本の発展のためにも保育の質向上が急がれます

保育士さんへの待遇改善は、保育の質向上につながる。と、思っています
(もちろん、保育の質向上に必要な要素がそれだけというわけではないです)

1人でも多くの保育士さんが、ご自身がある程度満足できる環境で、従事できていますように・・・。

現場に居るわけでもないので、現状と認識齟齬があったら申し訳ありません。ご指摘いただけたら幸いです!

お読みいただきありがとうございました!

hona


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