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本屋巡りという至福 vol.1

本が好き。
本が好きだけれど本屋さんはもっと好きだということに気がついてしまったので、最高な「書店体験」を同士のみなさんにシェアします。楽しかった、素敵だった、変わっていた、愛用している本屋さんについて、ぜひコメントで教えてくださると嬉しいです。紙媒体よ永遠なれ、書店に幸あれ。

※vol.2はこちら
https://note.com/hon_to_noh/n/nb5e8e78a071b

かもめブックスに行ってきた。

東京都は神楽坂、地下鉄の駅を出てすぐ横にある。青い軒先に「BOOK」の文字が目立つのですぐに見つけられることでしょう。
一見するとカフェかな、と思うのだが入った瞬間最高の景色が待っている。入口付近の雑誌のラインナップもさることながら、まずは特集のブース。そして店の奥の方まで入ると、なんとテーマごとに本が配置されているのだ。旅のこと、身体のこと、文庫の中でも「ビタミン」「酔いどれの文体」「月の見える夜に」「恋愛の形は人それぞれ」など(うろ覚えなので全然違うかもしれません、ぜひ訪れて確かめていただけますと幸いです)。私が、書店体験の中で最も喜びを覚える瞬間は「まだ見ぬ本と出会う時」だが、かもめブックスでは既に読んだことのある本もまた違った顔を見せてくれ、「おまえ、そんな一面があったのか」と旧友の良さを改めて実感する気持ちよさがある。

普段買わないようなフランス語の本やウクライナにまつわる本など含め、10冊ばかり手に取った頃なんと、なんと、漫画のコーナーを見つけてしまった…。ああ、もうこれ以上買えないよっていうか持てないよと思いながら足を踏み入れる。ここで再度かもめブックスの特徴を認識するのだが、狭いのに広い。狭いのに広いのだ。決して面積は大きくないし、置ける本も限られているのに膨大な種類が並び、話題作、名作、私だけが知っていると思っていた大好きな作品、見たことがないものまで色取り取りの本たちが棚を占めている。狭く深く、没入できる本屋なのだ。
漫画も例に漏れずそういったラインナップで、今回は購入を見送ったが「クリームソーダシティ」がある〜!!とテンションが上がったまま眺めた棚から10冊以上はまた手にとってしまいそうだった。

「クリームソーダシティ」著: 長尾謙一郎
http://www.ohtabooks.com/sp/cream-soda-city/

あまりの楽しさに、その日は3時間ほど滞在して帰り、後日本好きの知人を誘ってもう一度来た。そしてやはりその知人は、興奮冷めやらぬ様子で約10冊の本をレジに持ち込んでいた。

併設のカフェにあるプリントーストはまだ食べたことがないが、次行ったらぜひ挑戦してみたいと思っている。少し財布に余裕を持たせないと行けないな…。
※カフェに未購入の本は持ち込めないようです。購入後の利用をお勧めします。

https://kamomebooks.jp/about

最後に。

かもめブックスさんは調べてみると成り立ちも興味深く、イベントも開催しているようなのでぜひ公式HPをご覧ください。
紙媒体よ永遠なれ、書店に幸あれ、かもめブックスに繁栄あれ。
それではまた次回。


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