ミステリは絶望を解きほぐす
「ミステリー」と聞いて、まずはじめに思い浮かんだのは『シャーロック・ホームズ』。人生で最初に絵本以外で興味が出たのがホームズのシリーズだ。
小学校1年から公文式に通っていたが、くもんの児童文庫にあった。
かの石ノ森章太郎氏が監修を務めた漫画で、実際の作画は石川森彦氏が担当している。母が興味をもって借りていたものを、わたしが目をつけて、結果娘のほうがはまったというわけだ。
ホームズとの出会いは今でも鮮明に覚えている。
あるときの朝、目が覚めると枕元においてあった一冊の本。それが