マガジンのカバー画像

本条寺京太郎 即興詩集 2020シーズン

365
毎日1つ即興詩を書いている本条寺京太郎氏の2020年4月14日〜2021年4月13日までの365日すべての詩を集めた2020年シーズン詩集。本条寺氏が日々感じた心模様や音楽、絵画…
運営しているクリエイター

2020年10月の記事一覧

仲秋の名月

今夜は仲秋の名月の日だ。 仲秋は旧暦8月のこと、 その十五夜名月が今年は 今日の10月1日に…

8

赤ワインは「花酒」

僕は友人たちに言っていた。 大好きなものは、花見と花火と赤ワイン。 赤ワインじゃなくて、…

9

ヨハネ受難曲

敬愛する友人のいる合唱団。 ヘンデルのメサイヤを コンサートで聴いて 感激して入れていた…

24

彼岸花

真っ赤な花火のような 彼岸花が道端に咲いている。 花咲が反っくり返り 紅い火花が空に向か…

4

ペンダントは守護神

無地のティシャツ、 トレーナー、セーター、 それらを着たとき。 僕はあるペンダントを 首…

8

金木犀と桂花茶

窓を開けたら フワッと甘い香りが漂った。 「あっ、金木犀だ」 庭で育った緑の樹に 金色の…

4

お墓参りは気持ちいい!

お天気がいいので お墓参りに行くことにした。 クルマのトランクに バケツとスポンジ、雑巾を入れ、 行く途中でお花を買い、 郊外にある墓地に向かった。 広い墓地で我が家の墓は 外人墓地のようなところ。 お墓を綺麗に水洗い、 お花を入れ替えて供え 線香に火をつけて、 両手を合わせて目を瞑る。 「いかがですか? そちらの暮らしは?」 「こちらは何とか やっています」 「体は大丈夫?」 「何とか健康です」 そっと目を開ける。 線香の煙がくゆる。

イチョウと老爺

森の公園を散歩していると シュナウダーを連れた老爺が イチョウの樹から落ちた ぎんなんを…

7

「純引」でハーブ蒸留

地球の水、自然地下水で生活。 その夢を実現するために 伊豆の戸田に移住したJunさん。 彼…

9

80歳になっても輝く

ジョン・レノンが生きていたら、 昨日が80歳の誕生日だった。 日本で言えば傘寿である。 喜…

6

ホンジョーのド根性

竹原ピストル「お−い、おーい」や 「よー、そこの若いの」が好きで 手近に買うことができた…

7

MOMOの金色の巻きパン

ミヒャエル・エンデが書いた 『MOMO』の金色の朝食。 時間泥棒から盗まれた時間を 取り戻そ…

7

愛車 ROMAⅡ で

僕が自転車を再び乗り始めたのは 東日本大震災の後からだった。 電車がまともに走らなくなり…

6

柿渋

「柿渋」なる言葉を知ったのは 茶室のある裏の家が着物展を行ったときで、 渋柿で染めた麻の着物があったのです。 その何とも言えない茶系の色に惹かれました。 柿渋とは渋柿から取った染料であり、 殺菌効果があるため、虫食いを防ぐというのです。 しばらくして、柿渋の染料は 木材の塗料にもなることを知りました。 柿渋を柱に塗れば腐りにくいというわけです。 自宅の柱も柿渋を塗ろうと思ったのですが、 塗料代が凄くかかることがわかり断念しました。 その後はすっかり柿渋の