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親友の訃報

今朝まで頑張っていた親友がとうとう亡くなった。
彼女は約 3年ぐらい前にがんの宣告を受けて、
そこから様々な治療を模索しながら今日まで頑張っていた。

頑張っていた。頑張っていたっていうのは、私は嫌いなんだけれど
彼女の周りの人は皆、彼女を見て「 最後の最後まで頑張っていた」 と言う。

多分彼女はそれを言われるのがとても嫌だろうなぁと思う。

私と彼女の付き合いは20年位になる。
教室の中では、いつも隣同士に座っていて
授業中に話すわけじゃないんだけれども
お互いに、お互いの必要なものが、とてもよくわかっていて
黙って差し出す仲だった。

魅力的な女の子なのに、男の子と付き合う様子はほとんどなかった。
ちょっと変わっていて、いろんな人に理解されないんだろうなって言うところがあった。

がんになってから、
本当のこと言える人は本当に少ないと言う話をよくしていた。
癌で私の親友が亡くなるのは、これで2回目だ。
2人とも50代で亡くなっていて、すごく残念だけれど
最後の最後まで、本音で話し合えて、お互いにすっとしていると思う。

私が聞いた彼女の本音は誰にも言わないけれど
本音を言うと言うのは、本当に難しいことなんだなぁと言うのは
今、彼女が亡くなってからの周りの人の言うことを聞いていて実感する。

やっぱり全く違うことを人は言うんだ。

癌になって治る人もいる。
治らなくて早くて半年長くて30年生きていた人がいる。
30年持っていたガンを消失させた例もある(ホメオパシーで)

癌と言う病名は1つの病名なんだけれども、症状が全員違うし
かかりつけの医師によって言われることも治療方法も全く違う。

そんなわけで、誰にかかるかによって、治療方法に迷いが起こるし、
多少なりともホメオパシーを勉強した人となれば、
もっともっと悩みは深くなる。
選択肢が増えて しまうような気がするからだろう。

その点も考えると私たちが話していた事は、
普通のホメオパスなら言わないだろうなぁと言うようなことだらけだった。

まぁ、でも、もう亡くなってしまったんだから
この世でできる事は全部やったんだと言う意味では、
すっきりあの世に行ったことだろう。

生前の彼女は言っていた。
死んでからいろんな人に顔を見られるのは嫌だ。
だから、私は 見送りには行かない。

今回は、できるだけの事はすると言う理由で
病院に行って、試してみる。治療は全て試してみた結果だった。

しかし、それを受けた本人が言っていた感想は
やっぱりこの治療を受けなかったほうがよかったかもしれないということだった。でもそれはわからないことで、私からの助言は、
「 自分が思ったことだったら何でもやったらいいよ。サポートは私がするから。」 だった。


時々電話をして様子を聞いて、ヘトヘトになったら電話を切ると言うのを繰り返していたから、どこからか・・?
彼女が治ると言う事、元に戻ると言うことを諦めたんだなと言う瞬間があった。


人は諦めたらおしまい。


さて、病院に行ったら、いつその宣告をされるかわからない。
どんな時でも宣告されたときに、
どんなふうに自分の治療を考えるかと言う事だけは
前もって考えておいたほうがいいし、相談する相手も自分が最も信頼する人にだけするのが良いと思う。


私が冥福を祈らなくても、彼女は特に天国に行ってるだろうから
お疲れ様でしたと言ってあげたい。

ほんまはもうちょっと元気になって、一緒にビール飲みたかったよな!🍺

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