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注文住宅の間取り決め、まずは屋外からって知ってた?【ムック本からご紹介vol.5】

こんにちは。
LIFULL HOME'S 住まいの窓口noteです。

家を建てようと思ったときに、外装や設備も気になりますが、どんな間取りにするかはとても重要ですよね。「いい家=いい間取り」といっても過言ではないと思います。
ですが、「いい間取り」は室内だけではなく、敷地など様々な要素が関係しています。
今回は、「日本一わかりやすい注文住宅の選び方がわかる本 2022‐23」が発売されましたので、「住みやすい家にするための間取りのルール8」の中から、見落としがちな屋外のルールについてご紹介していきます。

※今回ご紹介する「日本一わかりやすい注文住宅の選び方がわかる本2022‐23」は、住まいの窓口が編集協力しています。

「日本一わかりやすい注文住宅の選び方がわかる本 2022‐23」より



【ルール①】間取りを決める前に、まずは駐車スペースを確認しよう!

「間取り」というと、室内にばかり目が行きがちですが、まずはベースとなる外側について決める必要があります。
ここでは、駐車場の配置について解説していきます。

駐車場は、道路と接する側に配置するのが原則ですが、駐車の仕方によって必要なスペースが違ってきます。駐車方法には、道路に対して直角に入れて駐車する「直角駐車」と、道路に対して縦列に駐車する「縦列駐車」があります。それぞれ、どのくらいのスペースが必要か見ていきましょう。

・直角駐車
車(中型車の場合)のサイズを長さ4.5m×幅1.75mとすると、5m×2.5mのスペースが必要になります。
その際に、道路の幅が狭いと車の出し入れがしづらくなりますので、道路の広さも併せてチェックしておくと安心です。

「日本一わかりやすい注文住宅の選び方がわかる本 2022‐23」より


・縦列駐車

中型車の場合は、2.5m×7mのスペースが必要になり、直角駐車よりも縦列駐車の方がより広いスペースを要します。
電柱や塀などにぶつからないように車の軌跡も確認することが必要です。

「日本一わかりやすい注文住宅の選び方がわかる本 2022‐23」より


いずれにしても、大きい車種の場合は必要な敷地の広さが変わってきますし、ドアの開閉をどのくらいしたいかでも広さを考える必要があります。
よくあるのが、既に所持している車種に合わせて駐車場を作ってしまい、後に大きい車種がほしくなったときに駐車場の広さが足らず諦めざるを得なくなってしまった、というケースです。
所持している車種・購入する可能性がある車種に対して、十分な駐車スペースを確保しておきましょう。


【ルール②】条件がよくない敷地も、工夫次第でマイナスをカバーできる!


注文住宅を建てるときに、「敷地が広い・日当たり抜群・眺望が良い」など、条件が良い敷地に住みたいと誰もが思うのではないでしょうか。
そのような土地が手に入るのであればそれに越したことはありませんが、
なかなか自分たちのすべての条件に合う敷地に出会うのは難しいかもしれません。
そんなときは、ちょっとした工夫でマイナス面をカバーすることができます。大切なのは、敷地に合った間取りにできるかどうかという点です。

・「陽当たりが悪い敷地」は、リビングを2階にしよう!
建物が密接していて陽当たりが悪いのであれば、2階にリビングを配置して高さで明るさを補いましょう。

・「段差がある敷地」は、スキップフロアもあり。
高低差を無理になくそうとせず、段差部分をスキップフロアにすることもできます。コストがかかる可能性もありますが、開放的でオリジナルな空間ができます。

・「敷地が狭い」場合は、部屋を仕切らず開放的に!
敷地の広さが確保できないときは、部屋と部屋の間仕切りをして個々にするより、ひとつの大きな部屋にしてその中で使うスペースを分けるようにすると狭さを感じず開放的な空間になります。


【ルール③】間取りは、駐車場、庭、建物の配置を決めることからはじめよう!


敷地の要素の中でも、間取りに大きな影響を与えるのが駐車場、庭、そして建物の配置です。
駐車場は道路に面し、かつスムーズに駐車できることが欠かせませんが、駐車に関しては、車種やサイズ、運転手の技量によっても違ってきます。
庭は、家に光(陽当たり)と風(風通し)を呼び込むことができ、用途に合った広さを確保しておく必要があります。
駐車場、庭の配置が決まったら、建物の配置を考えましょう。

・道路が「南北側」 → 建物は「北側」へ
道路が南北の場合はいずれも建物は北側に置くのが基本。道路が南側のときは車が南側をふさがないように直角駐車にするのがオススメです。

「日本一わかりやすい注文住宅の選び方がわかる本 2022‐23」より


・道路が「東西側」 → 「道路側はあける」
採光は道路側の光で十分なため、道路側を開けるように道路からなるべく遠い位置に建物を配置するのがオススメです。

「日本一わかりやすい注文住宅の選び方がわかる本 2022‐23」より

この他にも隣接する家や建物も間取りを決める際に重要となりますので、屋外にも目を向けて、間取りを決めていきましょう。


いかがだったでしょうか。
間取りを考える際に、上記のルールを参考に、屋外の配置についても考えてみてくださいね。

「日本一わかりやすい注文住宅の選び方がわかる本2022‐23」では、
「住みやすい家にするための間取りのルール」が、この後ルール⑧まで続きます。ルール④からは、室内の間取りについてゾー二ングやLDKの考え方、水回りの配置などを解説しているので、気になった方はチェックしてみてくださいね。
書店、ウェブストアで購入できます。感想もお待ちしております。

予算の立て方から住宅ローンなどのお金周り、
事例集や間取りのルールなどの注文住宅に必要なことが、まるっと載っています!

※「ムック本からご紹介シリーズ」も今回で第5回目となりました。
好評のバックナンバーはこちらです!
【vol.4】[中古住宅×リフォーム&リノベ]ローンや予算感、減税制度などのお金の話
【vol.3】新・住宅ローン減税と、ローン以外のお金の話
【vol.2】家を買いたいとき、何からはじめる?マイホーム購入の基礎
【vol.1】知らないと損しちゃう?家を買うときのお金の話

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